測量士補 過去問
令和7年度(2025年)
問15

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問題

測量士補試験 令和7年度(2025年) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、公共測量における地上レーザスキャナを用いた数値地形図データの作成について述べたものである。( ア )〜( オ )に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の選択肢から選べ。

地上レーザ測量とは、地上レーザスキャナを用いて地形、地物等を計測し、取得したデータから三次元点群データ及び数値地形図データを作成する作業をいう。
平面直角座標系(平成14年国土交通省告示第9号)以外の座標系で計測する場合、原則として、計測方法は( ア )を用いる。地上レーザスキャナによるレーザ光を用いた計測では、地形、地物等に対する方向、距離の他に( イ )が計測される。( イ )の差異は地物の判読に利用することができる。
計測したデータを( ウ )の座標に基づいて平面直角座標系に変換することで、( エ )を得ることができる。( ウ )は、計測条件を満たす範囲の( オ )に設置することを原則とする。
  • ア:相似変換法又は後方交会法  イ:色  ウ:検証点  エ:グラウンドデータ  オ:内
  • ア:相似変換法又は後方交会法  イ:反射強度  ウ:標定点  エ:オリジナルデータ  オ:外
  • ア:器械点・後視点法  イ:色  ウ:検証点  エ:オリジナルデータ  オ:外
  • ア:器械点・後視点法  イ:色  ウ:標定点  エ:グラウンドデータ  オ:内
  • ア:器械点・後視点法  イ:反射強度  ウ:標定点  エ:オリジナルデータ  オ:内

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この過去問の解説 (1件)

01

以下、解答です。

選択肢1. ア:相似変換法又は後方交会法  イ:色  ウ:検証点  エ:グラウンドデータ  オ:内

不正答です。

選択肢2. ア:相似変換法又は後方交会法  イ:反射強度  ウ:標定点  エ:オリジナルデータ  オ:外

正答です。

選択肢3. ア:器械点・後視点法  イ:色  ウ:検証点  エ:オリジナルデータ  オ:外

不正答です。

選択肢4. ア:器械点・後視点法  イ:色  ウ:標定点  エ:グラウンドデータ  オ:内

不正答です。

選択肢5. ア:器械点・後視点法  イ:反射強度  ウ:標定点  エ:オリジナルデータ  オ:内

不正答です。

まとめ

・ア:相似変換法又は後方交会法

地上レーザスキャナの位置特定には、座標系の変換手法として「相似変換法」「後方交会法」が用いられ、平面直角座標系以外の計測で推奨されています。

 

・イ:反射強度

地上レーザスキャナの計測値には、方向・距離だけでなく反射強度(レーザの戻りの強さ)が記録され、地物判読に活用されます。

 

・ウ:標定点

標定点はスキャナの位置・方向決定、かつ座標変換(局地→平面直角座標系)の基準として原則使用されます。

 

・エ:オリジナルデータ

位置・方向情報を基に座標変換した後のデータは「オリジナルデータ」と呼ばれます。

 

・オ:外

標定点は「作業範囲の外周部」または「外側」に設置することで、視野・作業精度を確保するのが原則です。

 

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