登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問12
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域2) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品の品質に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 医薬品は、高い水準で均一な品質が保証されていなければならない。
- 医薬品は、未開封であれば、高温や多湿、光(紫外線)によって品質の劣化(変質・変敗)を起こすおそれはない。
- 医薬品は、適切な保管・陳列がなされない場合、医薬品の効き目が低下するおそれはあるが、人体に好ましくない作用をもたらす物質を生じることはない。
- 一般用医薬品は、薬局又は店舗販売業において購入された後、すぐに使用されるとは限らず、家庭における常備薬として購入されることも多いことから、外箱等に記載されている使用期限から十分な余裕をもって販売等がなされることも重要である。
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この過去問の解説 (4件)
01
1 ○
2 ×:医薬品は未開封であっても高温や多湿、光(紫外線)によって品質の劣化(変質・腐敗)を起こすことがある。
3 ×:医薬品は適切な保管・陳列がなされていない場合、医薬品の効き目が低下するだけでなく、人体に好ましくない作用をもたらす物質を生じることもある。
4 ○
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02
誤っているものについては、以下のとおりです。
2→医薬品には使用期限があります。使用期限は未開封の状態で適切な保管をした場合に保障できる期間です。その期限を過ぎている場合は、品質劣化が考えられます。また、高温多湿、紫外線によって品質が劣化することは考えられます。
3→変質や変敗により有害成分になります。
一般に、変質とはタンパク質成分が変わってしまうこと、変敗とは炭水化物成分や油脂成分が変わってしまうことを指します。
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03
1:医薬品は、人の生命や健康に密接に関連するものであるため、高い水準で均一な品質が保証されていなければならないとされます。
2:医薬品に配合されている成分には、高温や多湿、光(紫外線)等によって品質の劣化を起こしやすいものが多く、その品質が十分保持される環境となるように高温、多湿、直射日光等の下に置くのは避ける必要があります。医薬品の容器や被包は、これらの環境からの影響を排除する役割もありますが、その効果は100%ではありません。
3:一般に医薬品に配合される成分は、どのような環境でも常に同じ構造を保持したまま安定ということはありません。時間が経つにつれ、あるいは高温、多湿、光などの環境下で化学反応を起こし、有効成分の含量低下や有害物質の生成を招く恐れがあります。
4:一般用医薬品では、購入された後すぐに使用されるとは限らず、家庭における常備薬として購入されることも多いことから、外箱等に記載されている使用期限から十分な余裕をもって販売等がなされることも重要です。
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04
2 誤りです。
たとえ適切な保管と陳列をしていても、経時変化による品質の劣化は避けられません。
3 誤りです。
医薬品の配合成分には、高温多湿や光(紫外線)などによって品質の劣化を起こしやすいものが多くあります。そのため、適切な保管と陳列をしなかった場合、医薬品の効き目が低下したり、人体に好ましくない作用をもたらす物質を生じる恐れがあります。
4 正しいです。
ただし、表示されている「使用期限」は未開封状態で適切に保管された場合に品質が保持される期間であるため、いったん開封してしまうと期日まで品質が保証されない場合があるので注意が必要です。
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