登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
主な医薬品とその作用 問47
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域2) 主な医薬品とその作用 問47 (訂正依頼・報告はこちら)
鼻に用いる薬に配合される成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 塩酸フェニレフリンは、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として用いられる。
- クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト(室内塵)等による鼻アレルギー症状の緩和を目的として配合される。
- 局所麻酔成分であるリドカインは、鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として配合されている場合がある。
- グリチルリチン酸二カリウムは、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として用いられる。
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この過去問の解説 (5件)
01
正解:グリチルリチン酸二カリウムは、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として用いられる。
塩酸フェニレフリンは上記のような作用を持ち、鼻炎用内服薬、鼻炎用点鼻薬に配合されています。
クロモグリグ酸ナトリウムは抗アレルギー薬のひとつで、上記のような作用を示します。花粉症用の点眼薬、点鼻薬に配合されています。
リドカインは局所麻酔作用を持ち、外用痔疾薬や水虫や火傷の外用塗布薬などに配合されています。鼻に用いる場合には、鼻炎用点鼻薬に配合されます。
グリチルリチン酸二カリウムは消炎作用を持ち、幅広く様々な医薬品に配合されています。口腔内殺菌トローチ、皮膚用薬、鼻炎薬、点眼薬、胃炎薬などです。
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02
誤っているものは「グリチルリチン酸二カリウムは、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として用いられる。」です。
グリチルリチン酸二カリウムは、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的とした薬です。
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03
正解:
グリチルリチン酸二カリウムは、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として用いられる。
○
○:クロモグリク酸ナトリウムはアレルギー性ではない鼻炎や副鼻腔炎に対しては無効です。
○
×:グリチルリチン酸二カリウムは鼻粘膜の炎症を和らげる目的として用いられます。
鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として用いられるものとして塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどがあります。
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04
正解は「グリチルリチン酸二カリウムは、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として用いられる。」です。
その通りです。
鼻詰まりが起こっている時、鼻粘膜の血管は拡張し、うっ血して腫れている状態ですので、血管を収縮させることにより充血や腫れを抑えます。
その通りです。
アレルギー性鼻炎に伴うくしゃみや鼻水を軽くします。
その通りです。
グリチルリチン酸二カリウムは、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげます。
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05
誤っているものは「グリチルリチン酸二カリウムは、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として用いられる。」です。
正しいです。
注意点として、塩酸フェニレフリン等のアドレナリン作動成分が配合された点鼻薬は、過度の使用により、鼻粘膜の血管が反応しなくなり、逆に血管が拡張して二次充血を招き、鼻づまりが酷くなりやすくなります。
正しいです。
通常、抗ヒスタミン成分と合わせて配合されています。
アレルギー性ではない鼻炎や副鼻腔炎に対しての効果はなく、アレルギー症状によるものか、他の原因であるかはっきりしない人では、使用前に専門家に相談することが望ましいとされています。
正しいです。
誤りです。
グリチルリチン酸二カリウムは、鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合されています。
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