登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
人体の働きと医薬品 問65

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問題

登録販売者試験 平成25年度(地域2) 人体の働きと医薬品 問65 (訂正依頼・報告はこちら)

循環器系に関する記述のうち、正しいものはどれか。
  • 心臓の内部は上部左右の心房、下部左右の心室の4つの空洞に分かれている。心房で血液を集めて心室に送り、心室から血液を拍出する。
  • 心臓から拍出された血液を送る血管を静脈、心臓へ戻る血液を送る血管を動脈という。
  • 脾臓は、体内で最も大きい臓器であり、横隔膜の直下に位置する。
  • リンパ管は互いに合流して次第に太くなり、最終的に鎖骨の下にある静脈につながるが、途中にリンパ節と呼ばれる結節がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:1、4

1:設問のとおり。心臓は上下左右の仕切りで4つの部屋に分かれていて、上部にある部屋を心房、下部にある部屋を心室と言います。4つの部屋はそれぞれに行き来ができるのではなく、血液は上部の心房から下部の心室へとしか流れません。左右の部屋には壁があり血液が混じることはありません。
心臓の右側部分(右心房、右心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出します。肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の左側部分(左心房、左心室)に入り、そこから全身に送り出されます。

2:心臓から拍出された血液を送る血管を動脈、
心臓へ戻る血液を送る血管を静脈といいます。

3:肝臓の説明になります。
脾臓は、胃の後方の左上腹部に位置する握りこぶし大のスポンジ状臓器です。主な働きは、古くなった赤血球をこし取って処理することです。また、脾
臓にはリンパ球が増殖、密集する組織(リンパ組織)があり、血流中の細菌やウイルス等の異物に対する免疫応答に関与しています。

4:設問のとおり。
リンパ液が循環するリンパ系は、血管系とは半ば独立した循環系として存在しています。
体内の各組織では、血液の一部が毛細血管から組織の中へにじみ出て組織液となり、組織液は細胞に酸素や栄養分を供給しています。さらに組織液は二酸化炭素や老廃物を回収したのち、ほとんどは毛細血管で吸収されて血液に戻りますが、一部はリンパ管に入ってリンパ液となります。このとき、組織中に侵入した細菌、ウイルス等の異物もリンパ管に取り込まれます。
リンパ管の途中にあるリンパ節の内部には、リンパ球やマクロファージ(貪食細胞)が密集していて、リンパ液で運ばれてきた細菌やウイルス等は、ここで免疫反応によって排除されるという仕組みになっています。

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02

正解は1と4です。

1 その通りです。大きさは握りこぶし大で、200~300gの心筋の袋で出来ています。

2 動脈は心臓から拍出された血液を送る血管で、静脈は心臓へ戻る血液を送る血管です。

3 脾臓は、握りこぶし大のスポンジ状の臓器で、胃の後方の左上腹部に位置しています。

4 その通りです。最終的には静脈につながっています。

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03

正しいものは、1,4です。

誤っているものについては以下のとおりです。

2→設問文中の「静脈」と「動脈」が逆です。心臓から拍出された血液を送る血管を動脈、心臓へ戻る血液を送る血管を静脈といいます。

3→設問文中の「脾臓」が誤りで、正しくは「肝臓」です。

脾臓は握りこぶし大のスポンジ状の臓器で、胃の後方の左上腹部に位置します。

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