登録販売者の過去問
平成25年度(地域1)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問4

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問題

登録販売者試験 平成25年度(地域1) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品の副作用に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 医薬品の副作用は、薬理作用による副作用とアレルギー(過敏反応)に大別することができる。
  • 一般用医薬品は、通常、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先される。
  • 医薬品によるアレルギーは、その医薬品の有効成分によってのみ引き起こされる。
  • 医薬品によるアレルギーには体質的・遺伝的な要素はない。

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この過去問の解説 (6件)

01

最初は迷うかもしれませんが、この文言の出題に慣れておくと楽に回答することができます。

1 . 医薬品の副作用は、薬理作用による副作用とアレルギー(過敏反応)に大別することができる。→正しいです。

2 . 一般用医薬品は、通常、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先される。→正しいです。重大な副作用の危険性を回避することが優先です。

3 . 医薬品によるアレルギーは、その医薬品の有効成分によってのみ引き起こされる。→医薬品には添加物も含まれており、それが原因でアレルギーをおこすこともあるので誤りです。

4 . 医薬品によるアレルギーには体質的・遺伝的な要素はない。→「ない。」と言い切るような文言には注意。体質的・遺伝的な要素も関係するので誤りです。

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02

正しいものは1,2です。

誤っているものは以下のとおりです。

3→アレルギーとは、あらゆる物質によって起こりうるもので、医薬品の薬理作用と関係なく起こります。そのため、添加物もアレルゲンになり得ます。可能性の高いものとして、黄色4号、カゼインなどがあります。

4→体質的・遺伝的な要素は関係します。

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03

正解:1.2です
解説:3 .医薬品によるアレルギーは、その医薬品の有効成分によってのみ引き起こされる。
  →有効成分のみならず添加物等でもアレルギー反応は起こります。
  4 . 医薬品によるアレルギーには体質的・遺伝的な要素はない。
  →体質や遺伝の要素で起こることもあります。

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04

【正しいもの】1,2
1
副作用は、「薬理作用(医薬品の性質・使い方)」と「アレルギー(使用者の体質・状態)」に大別することができます。

2
症状の継続よりも副作用回避を優先することが一般的です。一般用医薬品では、特定の副作用が生じた場合に使用を中止して医療機関の受診を勧奨する旨の記載があるものもあります。

【誤っているもの】3,4
3
医薬品によるアレルギーには、医薬品の有効成分によるもののほか、使用者の体質によるものなどもあります。

4
先述の通り、医薬品によるアレルギーには体質的・遺伝的な要素があります。

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05

3.医薬品には添加物が入っており、この添加物が原因物質となってアレルギーが引き起こされる場合があります。
4.アレルギーには体質的・遺伝的要素もあります。
1,2は正しい記述です。

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06

1 正

薬理作用とは、薬物が人体の生理機能に影響を与えることです。

アレルギーは、薬物以外にもあらゆる物質で起こることがあり、薬理作用とは関係ありません。

過去にアレルギーを起こした成分が含まれている医薬品の使用は避けます。

2 正

一般用医薬品で副作用の兆候が見られたときは、直ちに使用を中止して医師薬剤師に相談します。

また、医療用医薬品の場合は、疾病への対応が優先されることがあり、医師の判断によります。

3 誤

アレルギーはあらゆる物質で起こり得ます。

医薬品の成分だけでなく、その着色料などの添加物でも起こることがあります。

4 誤

医薬品アレルギーには、体質的・遺伝的要因もあります。

また、抵抗力の低下などの体調にも関連します。

過去にアレルギーを起こした医薬品の使用は避ける必要があります。

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