登録販売者の過去問
平成26年度(地域1)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問6

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問題

登録販売者試験 平成26年度(地域1) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品によるアレルギー(過敏反応)に関する記述について、正しいものはどれか。
  • アレルギーは、必ず医薬品の薬理作用と関係して起こる。
  • アレルギーは、医薬品を十分注意して適正に使用すれば、生じない。
  • アレルギーには、体質的・遺伝的な要素もある。
  • アレルギーは、医薬品を内服した場合に起こるが、外用した場合には起こらない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1→人体には、異物が入ってくると排除しようとする免疫機能が備わっています。
この免疫機能が過度に反応することによって人体に有害な症状が生じることをアレルギーといいます。ダニ、花粉、ペットの毛、食物など原因はさまざまです。

2→薬を正常な量だけ摂取していたとしても、その薬に対して体が過敏な状態であると健康被害が起き、アレルギーへつながります。

3→アレルギーは体質や遺伝の要素と環境の要素が合わさって発症するといわれています。
例えば、花粉は人体にとって異物ですが、同じ量の花粉を浴びていても花粉症になる人とならない人がいます。
医薬品によるアレルギーについても同じことが言えます。

4→軟膏やクリーム、湿布、点眼薬などの使用によってアレルギー症状を引き起こす場合もあります。

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02

アレルギー(過敏反応)は、免疫機構が過敏に働いて好ましくない反応を引き起こした状態です。

1.誤り
  医薬品に限らず、細菌やウイルス、食品などでも起こります。

2.誤り
  アレルギー(過敏反応)は、免疫機構が過敏に働いて好ましくない反応ですから、医薬品を適正に使用してもアレルギー反応が起こる可能性があります。

3.正しい
  体質的・遺伝的な要素の影響があるといわれています。

4.誤り
  外用した場合でもアレルギー反応は起こります。
  点眼薬による激しいアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を起こした事例も報告されています。

参考になった数6

03

1 誤

医薬品の副作用として、薬理作用によるものと、アレルギーによるものに大別されます。

薬理作用とは、薬物が人体の生理機能に影響を与えることです。

アレルギーは、薬理作用とは無関係です。

2 誤

アレルギーは、あらゆる物質で起こり得ます。

医薬品の成分だけでなく、着色料などの添加物でもアレルギーが起こります。

3 正

医薬品の副作用には、体質的・遺伝的要素もあります。

また、抵抗力の低下などの体調にも関連します。

過去にアレルギーを起こした医薬品の使用は避けます。

4 誤

外用薬でも、アレルギーの生じるおそれがあります。

なぜなら、アレルギーはあらゆる物質で起こり得るからです。

参考になった数2