登録販売者の過去問
平成26年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問52

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問題

登録販売者試験 平成26年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問52 (訂正依頼・報告はこちら)

肌の角質化、かさつき等を改善する外皮用薬の配合成分とその特徴について、正しいものの組み合わせはどれか。


a  [配合成分] 白色ワセリン・・・・・・・ [特徴] 頭皮の落屑(ふけ)を抑える効果を期待して、毛髪用薬に配合されている場合がある。

b  [配合成分] サリチル酸・・・・・・・・ [特徴] 角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示す。

c  [配合成分] イオウ・・・・・・・・・・ [特徴] 皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。

d  [配合成分] 尿素・・・・・・・・・・・ [特徴] 抗菌、抗真菌、抗炎症作用を期待して、にきび用薬等に配合されている場合がある。
  • (a 、b)
  • (a 、d)
  • (b 、c)
  • (c 、d)

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この過去問の解説 (3件)

01

肌の角質化、かさつき等を改善する外皮用薬の配合成分とその特徴について、
・白色ワセリンの特徴は、膜を張り角質層の水分蒸発を防ぐことで皮膚の乾燥を防いだり、外的刺激から皮膚を保護する働きで、鎮痛・消炎・鎮痒の軟膏剤や化粧クリーム、潤滑剤や皮膚の保湿保護剤としても用いられます。
・ サリチル酸の特徴は、角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示します。
・イオウの特徴は、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示します。
・尿素の特徴は、皮膚の水分の蒸発、吸収、保持する作用や創傷治癒、細胞賦活作用等があり保湿剤として多く使われています。
となります。

よって、
aは「頭皮の落屑(ふけ)を抑える効果を期待して、毛髪用薬」が「膜を張り角質層の水分蒸発を防ぐことで皮膚の乾燥を防いだり、外的刺激から皮膚を保護する働きで、鎮痛・消炎・鎮痒の軟膏剤や化粧クリーム、潤滑剤や皮膚の保湿保護剤」となり間違い。
bは問題文の通りなので正しい。
cも問題文の通りなので正しい。
dは「抗菌、抗真菌、抗炎症作用を期待して、にきび用薬等」が「皮膚の水分の蒸発、吸収、保持する作用や創傷治癒、細胞賦活作用等があり保湿剤」となり間違い。
となるので、3の組み合わせが正解です。

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02

尿素・白色ワセリンは、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として、外皮用薬に配合されます。

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03

3が正解です。

a.誤:これはサリチル酸の記述の一部です。
 白色ワセリンは保湿効果です。

b.正:湿布薬にもありますが、
 ここではたこやうおのめ薬として使われると認識しましょう。
 たこ・・・皮膚の角質層が肥厚しただけ、痛みはない
 うおのめ・・角質の芯が真皮に食い込む、痛みがある
 この違いもしっかり暗記です。

c.正:にきび薬にも配合されています。

d.誤:尿素も白色ワセリン同様、
 皮膚の水分保持による保湿効果があります。
 ただ傷の上から塗るとぴりぴりすることがあります。

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