登録販売者の過去問
平成26年度（地域1）
薬事に関する法規と制度 問88

正解は4です。

第一類医薬品を販売又は授与する場合は、次に掲げる事項を確認させなければなりません。

ⅰ)年齢
ⅱ)他の薬剤又は医薬品の使用状況
ⅲ)性別
ⅳ)症状
ⅴ)ⅳ)の症状に関して医師又は歯科医師の診断を受けたか否かの別及び診断を受けたことがある場合にはその診断の内容
ⅵ)現にかかっている疾病がある場合は、その病名
ⅶ)妊娠しているか否か及び妊娠中である場合は妊娠週数
ⅷ)授乳しているか否か
ⅸ)当該第一類医薬品に係る購入、譲受け又は使用の経験の有無
ⅹ)調剤された薬剤又は医薬品の副作用その他の事由によると疑われる疾病にかかったことがあるか否か、かかったことがある場合はその症状、その時期、当該薬剤又は医薬品の名称、有効成分、服用した量及び服用の状況
ⅺ)その他情報の提供を行うために確認することが必要な事項


よって、
1…「年齢」はⅰ)
2…「性別」はⅲ)
3…「症状」はⅳ)
5…「授乳しているか否か」はⅷ)

4…「職業」は確認する義務はありません。


参照元：厚生労働省HP「試験問題作成に関する手引き（平成３０年３月）」
（http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html）

4.第一類医薬品を販売・授与する際に、職業まで確認させる必要はありません。

第一類医薬品販売時は、必要な情報を提供しなければなりません。

また、情報提供を受けた者（購入者）が、その内容を理解して質問がないことを確認した後に販売します。

第一類医薬品を販売した際は、薬剤師の氏名や店舗の連絡先などを購入者に伝える必要があります。

第一類医薬品の販売では、医薬品名称や成分量、用法用量などが記載された書面を用いて情報提供をします。