登録販売者の過去問
平成26年度(地域1)
薬事に関する法規と制度 問93

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問題

登録販売者試験 平成26年度(地域1) 薬事に関する法規と制度 問93 (訂正依頼・報告はこちら)

薬局及び医薬品販売業に係る行政庁の監視指導に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。なお、問題文中の「都道府県知事等」は都道府県知事又は保健所設置市市長若しくは特別区区長をいう。


a  監視指導は基本的に、薬局の開設許可、販売業の許可を所管する都道府県又は保健所設置市若しくは特別区の薬事監視員が行っている。

b  都道府県知事等は薬局開設者又は医薬品の販売業者が薬事法を遵守しているかどうかを確かめるため必要と認めるときは、当該職員(薬事監視員)にその薬局開設者又は医薬品の販売業者が医薬品を業務上取り扱う場所に立ち入りさせることができる。

c  都道府県知事等は当該職員(薬事監視員)に、無承認無許可医薬品、不良医薬品又は不正表示医薬品等疑いのある物品を、量の制限なく収去させることができる。

d  薬事法には、薬剤師や登録販売者を含む従業員が、薬事監視員の質問に対して正当な理由なく答弁しなかったり、虚偽の答弁を行った場合について、罰則の規定が設けられている。
  • a 誤   b 正   c 正   d 誤
  • a 正   b 誤   c 正   d 誤
  • a 正   b 正   c 誤   d 正
  • a 正   b 誤   c 誤   d 誤
  • a 誤   b 誤   c 誤   d 誤

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この過去問の解説 (4件)

01

薬局の開設許可や販売業の許可を所管(その範囲)する都道府県または保健所設置市あるいは特別区の薬事監視員が、基本的に監視指導を行っています。
薬事監視員の職務権限として、
必要と認めるときは、現場に立ち入りその構造設備もしくは帳簿書類等を検査すること。
無承認無許可医薬品や不良医薬品、または不正表示医薬品等の疑いのある物品を、試験のために必要な最小分量に限り、採取すること。等があります。
また罰則の規定として、薬剤師や登録販売者を含む従業員が薬事監視員の質問に対して正当な理由がなく答弁しなかったり、虚偽の答弁を行った場合には、50万円以下の罰金に処せられます。(法第87条)

そのため、
aは問題文の通りなので正解。
bも問題文の通りなので正解。
cは最後の1文の「量の制限なく収去させることができる」が間違っており、正しくは「試験のために必要な最小分量に限り収去できる」のため不正解。
dは問題文の通りなので正解。
ということで、3が正しいことになります。

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02

正しい組み合わせは3です。

まずこの選択肢中に「薬事法」とありますが、平成26年11月から「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」と改正されています。

a.b.dは、その文のとおりで、正しいです。
c.ですが、「量の制限なく収去させることができる」という部分が誤りで、正しくは「試験のために必要な最少分量に限り、収去させることができる」です。

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03

解説
c.薬事監視員は、無承認無許可医薬品、不良医薬品、不正表示医薬品の疑いのある物品を試験に必要な最小分量に限り収去することができる。

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04

a 正

薬局の開設又は医薬品の販売業の許可は、6年ごとにその更新を受ける必要があります。

b 正

立入検査では、構造設備や帳簿書類の検査、従業員への質問などが行われます。

c 誤

立入検査では、無承認無許可医薬品等の疑いのある物品を、試験のために必要な最小分量に限り、収去させることができます。

収去とは、取り上げるということです。

d 正

行政庁の監視指導に対して、薬局開設者や医薬品の販売業者が命ぜられた報告を怠ったときや、立入検査や収去を拒んだときなどは、50万円以下の罰金に処するとされています。

そこには、登録販売者も含まれます。

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