登録販売者の過去問
平成28年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問68
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問題
登録販売者試験 平成28年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問68 (訂正依頼・報告はこちら)
咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 五虎湯(ごことう)は、体力中等度以上で、咳が強くでるものの咳、気管支喘息、気管支炎、小児喘息、 感冒、痔の痛みに用いられ、構成生薬としてカンゾウとマオウを含む。
b 柴朴湯(さいぼくとう)は、体力中等度で、気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、かぜをひきやすく、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴うものの小児喘息、気管支喘息、気管支炎、咳、不安神経症に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。
c 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は、体力中等度あるいはそれ以上で、咳が出て、ときにのどが渇くものの咳、小児喘息、気管支喘息、気管支炎、感冒、痔の痛みに適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。
d 神秘湯(しんぴとう)は、体力中等度あるいはそれ以上で、咳、喘鳴、息苦しさがあり、痰が少ないものの小児喘息、気管支喘息、気管支炎に用いられ、構成生薬としてカンゾウとマオウを含む。
a 五虎湯(ごことう)は、体力中等度以上で、咳が強くでるものの咳、気管支喘息、気管支炎、小児喘息、 感冒、痔の痛みに用いられ、構成生薬としてカンゾウとマオウを含む。
b 柴朴湯(さいぼくとう)は、体力中等度で、気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、かぜをひきやすく、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴うものの小児喘息、気管支喘息、気管支炎、咳、不安神経症に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。
c 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は、体力中等度あるいはそれ以上で、咳が出て、ときにのどが渇くものの咳、小児喘息、気管支喘息、気管支炎、感冒、痔の痛みに適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。
d 神秘湯(しんぴとう)は、体力中等度あるいはそれ以上で、咳、喘鳴、息苦しさがあり、痰が少ないものの小児喘息、気管支喘息、気管支炎に用いられ、構成生薬としてカンゾウとマオウを含む。
- (a)誤 (b)正 (c)正 (d)正
- (a)正 (b)正 (c)誤 (d)正
- (a)正 (b)正 (c)誤 (d)誤
- (a)誤 (b)誤 (c)正 (d)正
- (a)正 (b)誤 (c)正 (d)誤
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この過去問の解説 (3件)
01
a…正しいです。
ただし、胃腸の弱い人や発汗傾向の著しい人などには不向きとされています。
b…正しいです。
ただし、むくみの症状のある人等には不向きとされています。
c…誤りです。
半夏厚朴湯は、体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動機、めまい、嘔気などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳、しわがれ声、のどのつかえ感に適すとされています。
設問は「麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)の説明です。
d…正しいです。
ただし、胃腸の弱い人や発汗傾向の著しい人などには不向きとされています。
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02
a→ 五虎湯には、石膏、杏仁、麻黄、桑白皮、甘草が配合されており、乾いた咳などの症状によく用いられます。
気管支喘息にも効果があるとされています。
b→ 柴朴湯には、柴胡、人参、甘草、生姜などが配合されています。
咳など気管支系の症状に加えて、精神的症状にも効果があるとされています。
c→ 半夏厚朴湯は、「体力中程度のもので、気分がふさぎ、咽頭や食道部に違和感があり、動悸、めまい、吐き気などを伴う」症状に適すとされています。
精神的なストレスが原因で咽頭部に違和感を感じる場合に、不快な気分を和らげる働きもします。
d→ 神秘湯は、慢性的に気管支炎や気管支喘息を患っている場合に効果的とされています。
咳に伴ってうつ状態などの精神的症状がある場合にも用いられます。
胃腸の状態が比較的丈夫な人に用いられます。
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03
a.正
五虎湯は、乾いた咳、小児喘息、気管支喘息に用いられます。
胃腸の弱い人や発汗しやすい人には不向きとされています。
b.正
柴朴湯は小柴胡湯と半夏厚朴湯を合わせた処方です。
風邪を引きやすい人の咳や不安神経症などにも用いられます。
c.誤
半夏厚朴湯は、体力中等度の人の不安神経症などに使われます。
また、不安や緊張からくる胃腸障害にも用いられます。
d.正
神秘湯は、気管支を広げ、痰を出しやすくし、小児喘息、気管支喘息、長引いている気管支炎などに用いられます。
喫煙者に多いCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などに用いられることもあります。
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