登録販売者の過去問
平成28年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問75
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問題
登録販売者試験 平成28年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問75 (訂正依頼・報告はこちら)
駆虫薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a サントニンは、そのほとんどが肝臓で代謝されずに腎臓で排泄されるため、腎臓病の診断を受けた人では、腎障害を悪化させるおそれがある。
b 駆虫薬は、一度に多く服用しても駆虫効果が高まることはなく、かえって副作用が現れやすくなるため、定められた1日の服用回数や服用期間を守って適正に使用されることが重要である。
c カイニン酸は、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられ、カイニン酸を含む生薬成分として、マクリ(フジマツモ科のマクリの全藻を基原とする生薬)が配合されている。
d パモ酸ピルビニウムは、回虫の自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。
a サントニンは、そのほとんどが肝臓で代謝されずに腎臓で排泄されるため、腎臓病の診断を受けた人では、腎障害を悪化させるおそれがある。
b 駆虫薬は、一度に多く服用しても駆虫効果が高まることはなく、かえって副作用が現れやすくなるため、定められた1日の服用回数や服用期間を守って適正に使用されることが重要である。
c カイニン酸は、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられ、カイニン酸を含む生薬成分として、マクリ(フジマツモ科のマクリの全藻を基原とする生薬)が配合されている。
d パモ酸ピルビニウムは、回虫の自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。
- (a)正 (b)正 (c)誤 (d)誤
- (a)正 (b)誤 (c)正 (d)正
- (a)誤 (b)正 (c)正 (d)誤
- (a)誤 (b)正 (c)誤 (d)正
- (a)誤 (b)誤 (c)誤 (d)誤
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この過去問の解説 (3件)
01
a サントニンは主に腎臓ではなく、肝臓で代謝されるので、誤りです。肝臓病の人は肝障害を悪化させる恐れがあります
dパモ酸ピルビニウムは、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑える殺虫作用なので、誤りです。問題文はサントニンが該当します。このそれぞれの2つの作用と薬品名は、おさえておくようにしましょう。
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02
・サトニンは主に肝臓で代謝されるのですが、肝臓病の診断を受けた人では肝障害を悪化させるおそれがあります。
・駆虫薬は、一度に多く服用しても駆虫効果が高まることはなく、かえって副作用が現れやすくなるため、定められた1日の服用回数や服用期間を守って適正に使用されることが大切です。
・カイニン酸は、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便と共に排出させることを目的として用いられ、カイニン酸を含む生薬成分として、マクリ(フジマツモ科のマクリの全藻を基原とする生薬)が配合されています。
・パモ酸ピルビニウムは、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示します。
よって、
aは「そのほとんどが肝臓で代謝されずに腎臓で排泄されるため腎臓病の診断を受けた人では腎障害を悪化」が「主に肝臓で代謝されるのですが、肝臓病の診断を受けた人では、肝障害を悪化」となり間違い。
bは問題文の通りなので正しい。
cも問題文の通りなので正しい。
dは「回虫の自発運動を抑える作用を示し」が「蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示し」となり間違い。
となるので、3の組み合わせが正解となります。
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03
a.誤
サントニンは、そのほとんどが肝臓で代謝されるため、肝臓病の診断を受けた人は使用に注意が必要です。
b.正
駆虫薬は、一度に多く服用したり複数の駆虫薬を併用しても駆虫効果が高まることはなく、逆に腹痛や悪心などの副作用が現れやすくなるため、定められた用法用量などを守って、使用することが重要です。
c.正
カイニン酸は、回虫の神経を興奮させ、痙攣を起こさせる作用を示します。
回虫は動物の小腸に寄生する虫で、食物などを通じて体内に入り、血管に侵入して体内を移動します。
d.誤
パモ酸ピルビニウムは、ぎょう虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えます。
腸管からはほとんど吸収されず、直接ぎょう虫に作用します。
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