登録販売者の過去問
平成27年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問25

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問題

登録販売者試験 平成27年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

解熱鎮痛成分に関する記述について、誤っているものはどれか。
  • 解熱鎮痛成分による肝臓でのプロスタグランジンの産生抑制により、肝臓で炎症を起こしやすくする可能性がある。
  • 解熱鎮痛成分が代謝されて生じる物質がアレルゲンとなって、アレルギー性の肝障害を誘発することがある。
  • 解熱鎮痛成分により、末梢におけるプロスタグランジンの産生が抑制され、腎血流量が増加する。
  • 解熱鎮痛成分は、なるべく空腹時を避けて服用することとなっている場合が多い。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1…正しいです。
そのため、肝機能障害がある場合は、その症状を悪化させるおそれがあるので注意が必要です。

2…正しいです。

3…誤りです。
末梢におけるプロスタグランジンの産生抑制は、腎血流量を減少させるため、腎機能に障害があると、その症状を悪化させる可能性があります。

4…正しいです。
プロスタグランジンには胃酸分泌調整作用や胃腸粘膜保護作用もあり、これらの作用が解熱鎮痛成分によって妨げられると、胃酸分泌が増加し、胃壁の血流量が低下して胃粘膜障害を起こしやすくなります。
そうした胃への影響を軽減するために、なるべく空腹時を避けて服用することになっている場合が多いです。

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02

1 正: 解熱鎮痛成分による肝臓でのプロスタグランジンの産生抑制により、肝臓で炎症を起こしやすくする可能性があります。

2 正:解熱鎮痛成分が代謝されて生じる物質がアレルゲンとなって、アレルギー性の肝障害を誘発することがあります。

3 誤:解熱鎮痛成分により、末梢におけるプロスタグランジンの産生が抑制され、腎臓への血流量が減少し、腎臓の機能が低下します。

4 正:解熱鎮痛成分により、プロスタグランジンの産生が抑制され、胃酸の分泌が増加、胃粘液の分泌が減少するため、なるべく空腹時を避けて服用することとなっている場合が多いです。

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03

解答:3

1.正
解熱鎮痛剤には、痛みのもとになるプロスタグランジンの産生を抑制する働きがあります。
それが逆に肝臓で炎症を起こしやすくする可能性があります。

2.正
代謝産物がアレルゲンとなって、アレルギー性肝障害を起こすことがあります。

3.誤
末梢でのプロスタグランジン産生抑制により腎血流量が減少します。

4.正
プロスタグランジンによる胃酸分泌調節作用や胃粘膜保護作用が抑制されるため、空腹時に服用すると胃障害を起こしやすくなるため、空腹時の服用は避けます。

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