登録販売者の過去問
平成29年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問92

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問題

登録販売者試験 平成29年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問92 (訂正依頼・報告はこちら)

禁煙補助剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 禁煙補助剤を使用するニコチン置換療法は、ニコチンの摂取方法を喫煙以外に換えて離脱症状の軽減を図りながら徐々に摂取量を減らし、最終的にニコチン摂取をゼロにする方法である。

b 咀嚼剤は、菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌されることにより、吐きけや腹痛等の副作用が現れにくくなる。

c 妊婦又は妊娠していると思われる女性は、禁煙することが推奨されるので、積極的に使用することが望ましい。

d 咀嚼剤は、コーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされている。
  • ( a )誤 ( b )正 ( c )誤 ( d )誤
  • ( a )正 ( b )誤 ( c )正 ( d )誤
  • ( a )誤 ( b )正 ( c )正 ( d )正
  • ( a )正 ( b )正 ( c )誤 ( d )正
  • ( a )正 ( b )誤 ( c )誤 ( d )正

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この過去問の解説 (3件)

01

禁煙補助剤に関する基本問題です。
adは 正しいです。
b 口腔粘膜からの吸収を目的としているため、ガムのように唾液が多くでるよう噛みながらの服用は適切ではなく、はきけ・腹痛等の副作用も現れる可能性があります。
c 摂取されたニコチンにより、胎児又は乳児に影響が生じるおそれがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性、授乳中の女性では、使用を避ける必要があります。

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02

解答:5

a.正
禁煙補助剤には、咀嚼剤やパッチ剤があります。

b.誤
咀嚼剤はガムなどのように噛むのではなく、ゆっくりと断続的に噛むことで、吐き気などの副作用があらわれないようにします。
また、1日2個以上の摂取は避けます。

c.誤
ニコチンを摂取することになるため、妊婦や授乳婦は使用を避けます。

d.正
ニコチンの吸収が低下するため、コーヒーや炭酸飲料など口腔内が酸性になる食品摂取後は、しばらく使用を避ける必要があります。

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03

a 正

禁煙補助剤は、喫煙を完全にやめた後に使用します。

喫煙しながらではなく、たばこを禁煙補助剤に置き換えることが大切です。

b 誤

咀嚼剤は、味を感じたらほほの内側に挟んで、また味がしなくなったらゆっくりと噛むようにします。

口腔内でニコチンが放出され、口腔粘膜から吸収されて循環血液中に移行します。

お菓子のガムのように噛むと、吐き気や腹痛、胸焼けなどの症状が現れやすくなります。

c 誤

ニコチンを喫煙以外で摂取する置き換え療法なので、妊娠中の人や授乳中の人の使用は避ける必要があります。

また、糖尿病の人やうつ病と診断されたことのある人も、使用は避けます。

d 正

口腔内が酸性になると、ニコチンの吸収率が低下します。

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