登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問76
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問題
登録販売者試験 平成30年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問76 (訂正依頼・報告はこちら)
胃腸に作用する薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a エンゴサク(ケシ科のエンゴサクの塊茎)は、鎮痛鎮痙(けい)作用を期待して用いられる。
b メチルベナクチジウム臭化物は、交感神経の伝達物質であるノルアドレナリンと受容体の反応を妨げることで、消化管の運動や胃液の分泌を抑える。
c パパベリン塩酸塩は、抗コリン成分であり、胃腸の痙攣(けいれん)を鎮める作用のほか、胃液分泌抑制作用も示す。
d オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙(けい)薬と制酸薬の両方の目的で使用される。
a エンゴサク(ケシ科のエンゴサクの塊茎)は、鎮痛鎮痙(けい)作用を期待して用いられる。
b メチルベナクチジウム臭化物は、交感神経の伝達物質であるノルアドレナリンと受容体の反応を妨げることで、消化管の運動や胃液の分泌を抑える。
c パパベリン塩酸塩は、抗コリン成分であり、胃腸の痙攣(けいれん)を鎮める作用のほか、胃液分泌抑制作用も示す。
d オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙(けい)薬と制酸薬の両方の目的で使用される。
- (a、b)
- (a、c)
- (a、d)
- (b、c)
- (c、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
b ×
メチルベナクチジウム臭化物は、副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンと受容体の反応を妨げます。
c ×
パパベリン塩酸塩は、胃腸の痙攣(けいれん)を鎮める作用がありますが、抗コリン成分とは異なり胃液分泌抑制作用はないです。しかし眼圧上昇作用は示すので緑内障患者などに注意が必要です。
d ○
参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)
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02
エンゴサクは、鎮痛や鎮痙、理血に効果があります。
安中散などに含まれています。
b メチルベナクチジウム臭化物は、抗コリン成分です。
副交感神経系の働きを抑え、胃腸の過剰な動きや胃液分泌を抑制します。
c パパベリン塩酸塩は、平滑筋弛緩成分です。
消化管の平滑筋に直接働いて、胃腸の痙攣をしずめます。
抗コリン成分ではないので、胃液の分泌は抑えませんが、眼圧上昇の報告があるため、緑内障の人は注意が必要です。
d 正しいです。
オキセサゼインは、局所麻酔成分です。
消化管の粘膜・平滑筋に作用し、痛みを感じにくくします。
鎮痛鎮痙薬のほかに、制酸薬としても使用し、胃液の分泌を抑える作用があります。
副作用としてめまい、頭痛、眠気などがあり、15歳未満と妊婦は使用しないこととなっています。
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03
a:正
その他、シャクヤクがあります。
b:誤
メチルベナクチジウム臭化物は、胃腸鎮痛鎮痙薬に配合される抗コリン成分です。
抗コリン成分は、副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンと受容体の反応を妨げます。
c:誤
パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示します。抗コリン成分と異なり、胃液分泌を抑える作用は見出されません。
d:正
オキセサゼインは、精神神経系の副作用として、頭痛、眠気、めまい、脱力感が現れることがあります。
妊婦又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では、使用を避けることとされています。
参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き
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