登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問112

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問112 (訂正依頼・報告はこちら)

次の医薬品成分を含有する内服用の胃腸薬である一般用医薬品の添付文書等において、長期間服用した場合に、アルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を発症したとの報告があるため、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に「次の診断を受けた人」として「透析療法を受けている人」と記載することとされている成分について、正しいものの組合せはどれか。

a  テプレノン
b  スクラルファート(スクラルファート水和物)
c  タンニン酸アルブミン
d  アルジオキサ
  • (a、b)
  • (a、c)
  • (b、c)
  • (b、d)
  • (c、d)

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

解答:4

a.誤
テプレノンは胃粘膜保護作用があります。アルミニウムは含まれていません。

b.正
スクラルファート水和物は胃粘膜保護作用成分で、アルミニウムを含むため、透析を受けている人は使用しないようにします。

c.誤
タンニン酸アルブミンは収斂作用成分で、アルミニウムは含有しません。

d.正
アルジオキサは胃粘膜保護作用成分で、アルミニウムを含有しているため、透析を受けている人は使用しないようにします。

参考になった数21

02

a テプレノンは、胃粘膜保護・修復成分です。
副作用として、肝機能障害や腹部膨満感、吐き気、腹痛などがあります。

b 正しいです。
スクラルファートは、制酸成分です。
成分にアルミニウムが含まれており、腎障害の人は体内に貯留しやすくなっています。

c タンニン酸アルブミンは、止瀉成分です。
牛乳のタンパク質から精製されているため、牛乳アレルギーの人は使用できません。

d 正しいです。
アルジオキサは、制酸成分です。
スクラルファートと似た作用をします。
アルミニウムが含まれているため、透析療法を受けている人以外でも、連用は避ける必要があります。

参考になった数7

03

正解:4 (b d)

胃腸薬に関する組み合わせ問題

a 誤:テプレノンは、胃粘膜保護・修復成分です。重篤な副作用として肝機能障害が挙げられます。アルミニウムは含有していません。

b 正:スクラルファート(スクラルファート水和物)は、胃粘膜保護・修復成分です。アルミニウムが含まれているので、透析中の人は服用を避ける必要があります。

c 誤:タンニン酸アルブミンは、腸の薬の薬効成分(止瀉成分)です。アルブミンは、牛乳にアレルギーがある人は服用を避ける必要があります。アルミニウムは含有していません。

d 正:アルジオキサは、胃粘膜保護・修復成分です。アルジオキサは、アラントインと水酸化アルミニウムの複合体です。アルミニウムが含まれているので、透析中の人は服用を避ける必要があります。

参考になった数2