登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問28
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問題
登録販売者試験 令和元年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
外皮系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a メラニン色素は、皮下組織にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
b 皮脂は、皮膚を潤いのある柔軟な状態に保つとともに、外部からの異物に対する保護膜としての働きがある。
c 角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のセラミドでできた板状の角質細胞と、ケラチンを主成分とする細胞間脂質で構成されている。
d 汗腺には、アポクリン腺とエクリン腺の2種類があり、アポクリン腺は手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布する。
a メラニン色素は、皮下組織にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
b 皮脂は、皮膚を潤いのある柔軟な状態に保つとともに、外部からの異物に対する保護膜としての働きがある。
c 角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のセラミドでできた板状の角質細胞と、ケラチンを主成分とする細胞間脂質で構成されている。
d 汗腺には、アポクリン腺とエクリン腺の2種類があり、アポクリン腺は手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布する。
- a:正 b:正 c:誤 d:誤
- a:正 b:誤 c:誤 d:正
- a:正 b:誤 c:正 d:誤
- a:誤 b:正 c:正 d:正
- a:誤 b:正 c:誤 d:誤
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この過去問の解説 (3件)
01
メラニン色素はメラノサイトで産生され、紫外線から皮膚組織を防護する役割を持ちますが、メラノサイトがあるのは皮下組織ではなく、表皮の最下層です。
b. ○
皮脂の分泌が低下すると皮膚が乾燥して、皮膚炎や湿疹を起こす原因になります。
c. ×
角質層は、ケラチンとセラミドを主成分とする細胞間脂質で構成されますが、正しくは、細胞膜が丈夫な線維性のタンパク質(ケラチン)と、リン脂質の一種であるセラミドを主成分とする細胞間脂質で構成されているため、設問の文章は説明がそれぞれ逆です。
d. ×
手のひら等、毛根がない所も含め全身に分布するのはエクリン腺で、アポクリン腺(体臭腺)は、脇の下等の毛根部に分布します。
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02
皮膚は外側から、表皮・真皮・皮下組織の3層になっています。
b 正しいです。
c 角質層はケラチノサイトの角化によって形成されます。
d アポクリン腺は脇の下などの毛根部分にあり、体臭腺です。
エクリン腺は手のひらなど毛根のない部分を含めて、全身に分布しています。
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03
a.誤
表皮の一番下にある基底層のメラノサイトで、メラニン色素は産生されます。
メラニン色素は紫外線で細胞のDNAが破壊されることなどから防護する役割があります。
b.正
皮脂は異物が体内に侵入するのを防ぎ、肌からの水分蒸散を抑制し皮膚に潤いを保つ役割がある一方、皮膚表面で酸化し、吹き出物などの原因になることがあります。
c.誤
角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のケラチンでできた板状の角質細胞と、セラミドを主成分とする細胞間脂質でしっかりとした層をつくって、外からの刺激から皮膚を守っています。
d.誤
汗腺には、アポクリン腺とエクリン腺の2種類があり、アポクリン腺は特にワキの下に多く分布し、毛根に開口部があります。
エクリン腺は全身に分布しており、独立して開口部があり、主に体温調節のために汗を出します。
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