登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問111

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問題

登録販売者試験 令和元年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問111 (訂正依頼・報告はこちら)

次の医薬品成分のうち、一般用医薬品の添付文書等において、「相談すること」の項目中に「次の診断を受けた人」として「腎臓病」と記載することとされている成分の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  アスピリン
b  ロートエキス
c  ジプロフィリン
  • a:正  b:正  c:正
  • a:正  b:誤  c:誤
  • a:正  b:正  c:誤
  • a:誤  b:正  c:誤
  • a:誤  b:誤  c:正

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この過去問の解説 (3件)

01

a. ○
アスピリンを含む、解熱鎮痛成分共通の注意として、プロスタグランジンの産生が抑えられると、腎血流量が減るため、腎障害を起こしたり、腎臓病を悪化させることがあります。
そのため、使用前にその適否について、医師又は薬剤師に相談することが望ましいです。

b. ×
ロートエキスは、胃酸抑制成分の一つです。
抗コリン作用を持ち、排尿困難、動悸、目のかすみ等の副作用が現れることがあります。
そのため、排尿困難の症状がある人、緑内障の診断を受けた人では、その症状を悪化させる恐れがあるため、使用前に相談することとされています。

c. ×
ジプロフィリンは、交感神経系を介さず、気管支に直接作用することで、気管支を拡張させるキサンチン系成分です。
中枢神経系の興奮作用があり、甲状腺機能障害又はてんかんの診断を受けた人では、使用前に相談することとされています。
また、心臓刺激作用もあるため、副作用として動悸が現れることがあります。

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02

解答:2

a.正
アスピリンなどのNSAIDsによる薬剤性腎障害には注意が必要です。

b.誤
ロートエキスは抗コリン作用があり、過剰な胃液分泌を抑制します。
排尿困難や緑内障の恐れがある人は症状が悪化する恐れがあるため、注意が必要です。

c.誤
ジプロフィリンは気管支の平滑筋に直接作用して、気管支を拡張させます。
中枢神経系も興奮させるため、てんかん発作の診断を受けた人は注意が必要です。

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03

a アスピリンは、15歳の小児に使用しないこととされています。
また、出産予定日12週以内の妊婦にも使用しません。

b ロートエキスは、授乳中の人は服用を避ける必要があります。
また、抗コリン作用による副作用に注意が必要です。

c ジプロフィリンは、甲状腺機能障害やてんかんの人は注意が必要です。

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