登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問5
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問題
登録販売者試験 令和2年度(東京都) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 世界保健機関( WHO )の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている。
b 一般用医薬品では、通常は、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先され、その兆候が現れたときには基本的に使用を中止することとされている。
c 眠気や口渇等の比較的よく見られる症状は、副作用とはいわない。
a 世界保健機関( WHO )の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている。
b 一般用医薬品では、通常は、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先され、その兆候が現れたときには基本的に使用を中止することとされている。
c 眠気や口渇等の比較的よく見られる症状は、副作用とはいわない。
- a:正 b:誤 c:正
- a:正 b:誤 c:誤
- a:正 b:正 c:誤
- a:誤 b:正 c:誤
- a:誤 b:誤 c:正
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この過去問の解説 (3件)
01
a:正しい
WHOにおける副作用の定義では、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために」、「人に通常用いられる量で発現する」、「有害かつ意図しない反応」という点を確実におさえましょう。例えば、薬物濫用によって生じた反応は、人に通常用いられる量ではないことから副作用に含まれません。また意図しない反応であっても、不都合を生じないものである場合は副作用とされません。
b:正しい
一般用医薬品は薬に関する知識が十分とは言えない一般の生活者が、自らの判断で使用するものです。そのため一般用医薬品の使用においては、副作用を含め、何らかの体調の異変を感じたときは直ぐに使用を中止することが基本となります。一方、医療機関・薬局で処方される医療用医薬品は、一般の生活者が自己判断で中止してしまうと、副作用による不都合よりも重大な治療上の問題が生じることもあるため、直ちに診療を行った医師または調剤した薬剤師に確認し、指示を仰ぐ必要があります。
c:誤り
眠気や口渇は比較的よく見られる副作用です。
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02
a 正
問題文は、WHOの定義です。
そのほかに、日本の定義があります。
独立行政法人医薬品医療機器総合機構が定義する副作用とは、許可医薬品が適正な使用目的に従い適正に使用された場合においてもその初回薬品により人に発言する有害な反応のこと、とされています。
b 正
副作用は明確な自覚症状として現れないこともあるため、医薬品の継続使用には注意が必要です。
また、一般用医薬品では副作用の兆候がみられたときには、すぐに服用を中止しますが、医療用医薬品では疾病への対応が優先され、医師の判断により服用が中止にならないことがあります。
c 誤
眠気などの比較的よく見られるものは、薬理作用による副作用の場合があります。
また、薬理作用以外に、アレルギーによって副作用が現れることもあります。
期待される有益な反応以外で好ましくないものが副作用です。
日本では、特段不都合が生じなければ、副作用として扱われないこともあります。
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03
正しい組み合わせは3です。
a~cの各文については以下のとおりです。
a.正しいです。文のとおりです。
b.正しいです。文のとおりです。
c.誤りです。a.の文にもありますが
「医薬品の有害かつ意図しない反応」が副作用です。
例えば、眠気が原因で事故を起こすこともあります。
眠気が考えられるとわかっていれば、車を運転するときには飲まない、
あるいは飲んだら車を運転しないなど事態を回避することができます。
よって副作用として知らせておくべき必要のあることです。
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