登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問6
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問題
登録販売者試験 令和2年度(東京都) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
免疫とアレルギー(過敏反応)に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 通常の免疫反応の場合、炎症やそれに伴って発生する発熱等は、人体にとって有害なものを体内から排除するための必要な過程である。
b アレルギーは、内服薬だけでなく外用薬等でも引き起こされることがある。
c アレルギーには、体質的・遺伝的な要素はない。
d 薬理作用がない添加物は、アレルギーを引き起こす原因物質とはならない。
a 通常の免疫反応の場合、炎症やそれに伴って発生する発熱等は、人体にとって有害なものを体内から排除するための必要な過程である。
b アレルギーは、内服薬だけでなく外用薬等でも引き起こされることがある。
c アレルギーには、体質的・遺伝的な要素はない。
d 薬理作用がない添加物は、アレルギーを引き起こす原因物質とはならない。
- (a、b)
- (a、c)
- (a、d)
- (b、c)
- (b、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
a: 正しい
免疫とは、細菌やウイルスなどがヒトの体内に侵入してきたときに、人体を防御するために生じる反応です。通常の免疫反応では、炎症やそれに伴って発生する痛みや発熱等は人体にとって有害なものを体内から排除するために必要なものです。一方でアレルギー(過敏反応)は、この免疫のしくみが過敏に反応してしまうことにより必要以上に強い炎症が発現してしまうことをいいます。
b: 正しい
アレルギーは、一般的にあらゆる物質で起こり得るものです。さらに医薬品の薬理作用とは関係なく起こり得るもののため、選択肢の文章の通り、内服薬だけではなく、外用薬でも引き起こされることがあります。
c: 誤り
アレルギーには体質的・遺伝的な要素が関係していると言われています。
d: 誤り
添加物とは、薬品を製造するときに、品質を安定させたり、有効成分の溶けだす速さを調節したりする目的のために加えられる成分です。選択肢bでも述べましたが、アレルギーは、一般的にあらゆる物質で起こり得るもののため、添加物にもその可能性があります。
アレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)となり得る添加物でよく知られているものに、黄色4号(タートラジン)、カゼイン、亜硫酸塩等があります。
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02
a 正
免疫とは、異物を排除しようとする身体の防御反応です。
アレルギー反応は、ヒスタミンなどの働きによっておこります。
アレルゲンはさまざまで、複数のアレルゲンが関係することもあります。
b 正
アレルギーはあらゆる物質でおこりえます。
それは、内服薬や外用薬など無関係です。
c 誤
アレルギーには、体質や遺伝的要因もあります。
また、抵抗力が低下するなど体調によってもおこりえます。
d 誤
アレルギーは、あらゆる物質で起こりえます。
薬理作用とは無関係です。
医薬品の添加物でも、アレルギーが起こるおそれがあります。
また、過去にアレルギーを起こしたことがある医薬品の使用は避けます。
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03
正しいものの組み合わせは1です。
a~dの各文については以下のとおりです。
a.正しいです。文のとおりです。
b. 正しいです。文のとおりです。
c.誤りです。
体質的、遺伝的な要素もあります。
近い親族にアレルギー体質の方がいらっしゃると
自分もアレルギー体質である可能性があります。
d.誤りです。
アレルギーは食品が原因で起こる場合もあります。
薬に用いられる添加物の中には鶏卵や牛乳由来のものもあります。
こういった添加物でアレルギーを引き起こす場合があります。
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