登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問95
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問題
登録販売者試験 令和2年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問95 (訂正依頼・報告はこちら)
次の漢方処方製剤の「適用される症状・体質」と「重篤な副作用」の記述について、正しいものの組合せはどれか。
- (a、b)
- (a、c)
- (b、c)
- (b、d)
- (c、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
a 誤
黄連解毒湯は、体力中等度以上で、のぼせ気味で顔色が赤く、いらいらして落ち着かない傾向のある人の二日酔いや鼻血に適すとされています。
問題文の説明は、十味敗毒湯です。
b 誤
防已黄耆湯は、体力中等度以下で疲れやすく、汗のかきやすい傾向のある人の肥満症や関節痛、むくみに適すとされています。
カンゾウを含みます。
問題文の説明は、大柴胡湯です。
c 正
防風通聖散には、カンゾウ・マオウ・ダイオウが含まれます。
ほかの瀉下薬との併用は避けることとされていて、胃腸が弱く下痢をしやすい人、発汗傾向の著しい人には不向きとされています。
d 正
清上防風湯には、カンゾウが含まれます。
胃腸の弱い人には不向きとされていて、食欲不振や胃部不快感が現れやすいとされています。
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02
正解は 5 です。
a:誤
黄連解毒湯は、体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、イライラして落ち着かない傾向のある人の鼻出血、不眠症、神経症などに効果があります。
重篤な副作用として、肝機能障害、間質性肺炎、腸間膜静脈硬化症を生じることがあります。
b:誤
防已黄耆湯は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗をかきやすい傾向がある人の肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症に効果があります。
重篤な副作用として、肝機能障害、間質性肺炎、偽アルドステロン症を生じることがあります。
c:正
防風通聖散は、体力虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人、発汗傾向の著しい人は、激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすいため不向きとされます。
d:正
清上防風湯は、胃腸の弱い人は、食欲不振、胃部不快感の副作用が現れやすいため不向きとされます。
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03
正解→5
a)誤
この問題の解説文は十味敗毒湯のものです。
黄連解毒湯の効能効果は、体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向がある人の、鼻出血や不眠症、二日酔、めまいなどに適しています。
b)誤
この問題の解説文は大柴胡湯のものです。
防已黄耆湯は、水分代謝が悪く身体に余分な水が溜まっているような人に使用される漢方薬です。
c)正
d)正
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