登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問104

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問題

登録販売者試験 令和2年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問104 (訂正依頼・報告はこちら)

次の医薬品成分等のうち、一般用医薬品の添付文書等において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に「本剤又は本剤の成分、牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人」と記載することとされている成分はどれか。
  • リゾチーム塩酸塩
  • カゼイン
  • オキセサゼイン
  • ヒアルロン酸ナトリウム
  • ケイ酸アルミン酸マグネシウム

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

カゼインは牛乳タンパクの主成分なので、

牛乳によるアレルギー症状を起こしたことのある人が

服用するとアレルギー反応が起こる可能性があります。

他の選択肢については以下のとおりです。

1.誤りです。

リゾチーム塩酸塩と関連のあるアレルギーは鶏卵です。

リゾチーム塩酸塩は鶏卵の卵白から抽出したタンパク質です。

3.誤りです。

オキセサゼインは、局所麻酔成分のある物質のため、

「15歳未満の小児に使用(服用)しないこと」に該当するものです。

4.誤りです。

ヒアルロン酸ナトリウムは粘ちょう性を高める添加物です。

5.誤りです。

ケイ酸アルミン酸マグネシウムは透析療法を受けている人に

禁忌の成分です。

長時間服用した場合にアルミニウム脳症、アルミニウム骨症を

発症したとの報告があったためです。

参考になった数11

02

1 誤

リゾチーム塩酸塩は、鶏卵の卵白から抽出したタンパク質のため、鶏卵アレルギーの人は服用しないこととされています。

2 正

カゼインは牛乳のタンパク質で、アルブミンが精製されています。

牛乳アレルギーの人は服用しないこととされています。

この成分が配合されている医薬品には、腸粘膜の引き締めによる止瀉作用を目的とした止瀉薬などがあります。

3 誤

オキセサゼインは、局所麻酔成分で、15歳未満は服用しないこととされています。

また、妊婦または妊娠していると思われる人の安全性が確認されていないため、同じく服用しないこととなっています。

4 誤

ヒアルロン酸ナトリウムは、添加物です。

おもに粘稠化剤として点眼薬に用いられ、保湿成分のコンドロイチン硫酸ナトリウムと結合することで粘稠性を高めます。

とくに使用しないこととされている対象はありません。

5 誤

ケイ酸アルミン酸マグネシウムは、胃酸を中和して働きを弱める作用の制酸成分です。

アルミニウム脳症やアルミニウム骨症のおそれがあるため、透析療法を受けている人は服用しないこととされています。

また、腎障害の人は体内にアルミニウムが貯留しやすいため、服用には注意が必要となり、それ以外の人でも連用は避けるようにします。

参考になった数3

03

正解は 2 です。

1:誤

リゾチーム塩酸塩は、「次の人は使用(服用)しないこと」に鶏卵によるアレルギー症状が記載されています。

2:正

カゼインは、牛乳タンパクの主成分で、牛乳アレルギーのアレルゲンとなる可能性があります。

「次の人は使用(服用)しないこと」に牛乳によるアレルギー症状が記載されている成分には、カゼインのほか、タンニン酸アルブミン、カゼインナトリウム等(添加物)があります。

3:誤

オキセサゼインは、「15歳未満の小児・妊婦、授乳婦等は使用(服用)しないこと」と記載されています。

4:誤

ヒアルロン酸ナトリウムは、目の渇きを改善する成分として、眼科用薬に配合されていることがあります。ソフトコンタクトレンズを装着したまま使用しないよう記載されていることがあります。

5:誤

ケイ酸アルミン酸マグネシウムは、「透析療法を受けている人は使用(服用)しないこと」「長期連用しないこと」と記載されています。

参考になった数2