登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問107
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問題
登録販売者試験 令和2年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問107 (訂正依頼・報告はこちら)
次の医薬品成分等と、一般用医薬品の添付文書等において、「相談すること」の項目中に「次の診断を受けた人」として記載することとされている基礎疾患等の組合せの正誤について、正しい組合せはどれか。
a マオウ ――――――――――― 貧血
b アセトアミノフェン ――――― 胃・十二指腸潰瘍
c メチルエフェドリン塩酸塩 ―― 糖尿病
a マオウ ――――――――――― 貧血
b アセトアミノフェン ――――― 胃・十二指腸潰瘍
c メチルエフェドリン塩酸塩 ―― 糖尿病
- a:正 b:正 c:正
- a:正 b:誤 c:誤
- a:誤 b:誤 c:正
- a:誤 b:正 c:誤
- a:誤 b:正 c:正
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は 5 です。
a:誤
マオウは、甲状腺機能障害・甲状腺機能亢進症、高血圧、心臓病、糖尿病の診断を受けた人は相談するよう記載されています。
b:正
アセトアミノフェンは胃・十二指腸潰瘍を悪化させるおそれがあるため、診断を受けた人は相談するよう記載されています。
また、肝臓病、心臓病、腎臓病の診断を受けた人も、相談するよう記載されています。
c:正
メチルエフェドリン塩酸塩は、肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる作用があり、糖尿病の症状を悪化させるおそれがあるため、診断を受けた人は相談するよう記載されています。
また、甲状腺機能障害・甲状腺機能亢進症、高血圧、心臓病の診断を受けた人も、相談するよう記載されています。
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02
a 誤
マオウは、アドレナリン作動成分でかぜ薬や鼻炎用内服薬などに用いられています。
交感神経を刺激するため、心臓病や高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の人などの服用に注意が必要です。
また、依存性があります。
b 正
アセトアミノフェンは、解熱鎮痛成分です。
ほかの解熱鎮痛成分と比較すると、胃腸障害の副作用は少なくなっています。
服用の際は、肝機能障害に注意が必要です。
c 正
メチルエフェドリン塩酸塩は、アドレナリン作動成分です。
心臓病や高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の人などの服用には相談することとなっています。
また、同作用成分のプソイドエフェドリン塩酸塩は、これらの人に対して服用しないこととなっています。
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03
正しい組み合わせは5です。
a~cについては以下のとおりです。
a.誤りです。
マオウは「甲状腺機能障害、甲状腺機能亢進症」と関連があります。
マオウには交感神経を興奮させる成分があります。
甲状腺機能障害や甲状腺機能亢進症の主症状は交感神経の働きと
関連があるため、症状悪化につながります。
b.正しいです。
症状悪化と関連があります。
c.正しいです。
メチルエフェドリン塩酸塩は肝臓でグリコーゲンを分解して
血糖値を上昇させる作用があります。
よって、糖尿病の悪化につながります。
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