登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問105

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問題

登録販売者試験 令和3年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問105 (訂正依頼・報告はこちら)

次の一般用医薬品の漢方処方製剤のうち、その添付文書等において、「相談すること」の項目中に「次の診断を受けた人」として「甲状腺機能障害」と記載することとされているものとして、正しいものの組合せはどれか。

a  防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
b  桂枝湯(けいしとう)
c  小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
d  半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「2」です。(a,c)

交感神経系を興奮させるような成分」が対象で、生薬の「マオウ」を含むものがこれに該当します。

a:防風通聖散「マオウ」を含む漢方です。

b:桂枝湯は「マオウ」は含まれていません。

 「風邪の初期」に使われる漢方です。

c:小青竜湯「マオウ」を含む漢方です。

d:半夏厚朴湯は「マオウ」は含まれていません。

 「風邪の症状緩和」「喉のつかえ感」に適すとされます。

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02

正解:2(a・c)

「甲状腺機能障害」の人が「相談すること」とされている漢方処方製剤に関する正答組み合わせ問題

マオウは、アドレナリン作動成分と同様の作用を示す生薬成分です。

a 正:防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)は、肥満症に用いられている漢方処方製剤です。マオウが含まれています。

b 誤:桂枝湯(けいしとう)は、風邪薬に用いられている漢方処方製剤です。マオウは含まれていません。

c 正:小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は、風邪薬に用いられている漢方処方製剤です。マオウが含まれています。

d 誤:半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は、風邪薬に用いられている漢方処方製剤です。マオウは含まれていません。

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03

正解は「2」です。

甲状腺機能亢進症の主症状は、交感神経系の緊張等によってもたらされており、交感神経系を興奮させる成分は、症状を悪化させるおそれがあります。

漢方処方製剤の中には「マオウ」が含まれているものがあり、この「マオウ」が交感神経系を興奮させます。

a:正

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)はマオウを含みます。

b:誤

桂枝湯(けいしとう)はマオウを含みません。

c:正

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)はマオウを含みます。

d:誤

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)はマオウを含みません。

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