登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問10

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問題

登録販売者試験 令和4年度(東京都) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

乳幼児と医薬品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  医薬品が喉につかえると、咳き込んで吐き出し苦しむことになり、その体験から乳幼児に医薬品の服用に対する拒否意識を生じさせることがある。
b  一般に乳幼児は、容態が変化した場合に、自分の体調を適切に伝えることが難しい。
c  「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」(平成29年6月8日付け薬生安発0608第1号厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長通知別添)において、おおよその目安として生後4週以上、2歳未満を「乳児」としている。
d  乳幼児が誤って薬を大量に飲み込んだ誤飲事故の場合には、一般用医薬品であっても応急処置等について関係機関の専門家に相談し、又は様子がおかしいようであれば医療機関に連れて行くなどの対応をする必要がある。
  • a:正  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:正  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:正  d:正
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:正  c:誤  d:正

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この過去問の解説 (3件)

01

これは乳幼児と医薬品についての問題です。

選択肢5. a:正  b:正  c:誤  d:正

a:一般的に乳幼児は、錠剤、カプセル剤などをそのまま飲み下すことがうまくできません。そのため、5歳未満の幼児に使用される錠剤やカプセル剤は、服用時に喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記されています。

b:医薬品の使用後は、保護者などが状態を十分に観察することが重要です。

c:乳児はおおよその目安として生後4週以上、1歳未満とされています。

d:家庭内では、乳幼児が容易に手に取れる場所や、乳幼児の目につく場所に医薬品を置かないようにして、誤飲・誤用事故の防止に努めることも必要です。

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02

乳幼児と医薬品についての問題です。

選択肢5. a:正  b:正  c:誤  d:正

正解です。

・錠剤、カプセル剤等は、小児、特に乳児にそのまま飲み下させることが難しいことが多く、医薬品が喉につかえると、大事に至らなくても咳込んで吐き出し苦しむことになり、その体験から乳幼児に医薬品の服用に対する拒否意識を生じさせることがあります。

乳幼児は、容態が変化した場合に、自分の体調を適切に伝えることが難しいです。

・次の年齢区分が用いられています。

新生児:生後4週未満

乳児:生後4週以上、1歳未満

幼児:1歳以上、7歳未満

小児:7歳以上、15歳未満

・誤飲・誤用事故の場合には一般用医薬品であっても高度に専門的判断が必要となることが多いので、応急処置等について関係機関の専門家に相談し、又は様子がおかしいようであれば医療機関に連れて行くなどの対応がなされることが必要です。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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03

乳幼児と医薬品に関する問題です。

選択肢5. a:正  b:正  c:誤  d:正

a【〇】 5歳未満の幼児に使用される医薬品には、服用時に喉につかえやすいため注意するように添付文書に記載されています。

b【〇】 乳幼児は、自身の容態を伝えることが難しいため、保護者等が健康観察をすることによって状態を把握する必要があります。

c【×】 おおよその目安として生後4週以上1歳未満を「乳児」としています。

d【〇】 乳幼児が誤って薬を大量に飲み込んだ誤飲事故の場合には、専門家へ相談医療機関への受診といった対応をとる必要があります。

また、医薬品を誤飲した場合の応急処置として、喉に指を入れて嘔吐させたり、牛乳を飲ませ異物を吐き出させる方法があります。

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