登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問7
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問題
登録販売者試験 令和4年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
血液に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 二酸化炭素の多くはヘモグロビンと結合し、末梢組織から肺へ運ばれる。
b 血管の損傷部位では、血小板から放出される酵素によって血液を凝固させる一連の反応が起こり、血漿(しょう)タンパク質の一種であるフィブリンが傷口で重合して、線維状のフィブリノゲンとなる。
c グロブリンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。
d 単球は、白血球の約60%を占めており、強い食作用を持ち、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれている。
a 二酸化炭素の多くはヘモグロビンと結合し、末梢組織から肺へ運ばれる。
b 血管の損傷部位では、血小板から放出される酵素によって血液を凝固させる一連の反応が起こり、血漿(しょう)タンパク質の一種であるフィブリンが傷口で重合して、線維状のフィブリノゲンとなる。
c グロブリンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。
d 単球は、白血球の約60%を占めており、強い食作用を持ち、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれている。
- a:正 b:正 c:誤 d:誤
- a:正 b:正 c:誤 d:正
- a:誤 b:誤 c:正 d:誤
- a:誤 b:誤 c:誤 d:正
- a:誤 b:正 c:正 d:誤
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この過去問の解説 (3件)
01
これは血液についての問題です。
a:ヘモグロビンと結合するのは酸素です。
酸素量の多いところ(肺胞)で酸素分子と結合し、酸素が少なく二酸化炭素が多いところ(組織や器官)で酸素分子を放出する性質があります。
b:血管の損傷部位では、血小板から放出される酵素によって血液を凝固させる一連の反応が起こり、フィブリノゲンが傷口で重合して、線維状のフィブリンとなります。
c:グロブリンは、血漿の成分に含まれるタンパク質です。
d:単球は、白血球の約5%と少ないですが最も大きく、強い食作用を持ち、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれています。
白血球の約60%を占めるのは好中球です。
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02
血液に関する問題です。
a【×】 ヘモグロビンは酸素と結合し、末梢組織から肺へ運ばれます。
二酸化炭素はヘモグロビンとはほとんど結合しません。
b【×】 血管の損傷部位では、血漿タンパク質の一種であるフィブリノゲンが傷口で重合して、線維状のフィブリンとなります。
c【〇】 グロブリンは血漿に含まれているタンパク質であり、細菌やウイルスなどの異物が体内に入った際に排除する作用があります。
d【×】 白血球全体に占める割合は、好中球約60%、リンパ球約30%、単球約5%となっています。マクロファージと呼ばれているのは単球です。
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03
血液についての問題です。
正解です。
・二酸化炭素はヘモグロビンとほとんど結合せず、血漿中に溶け込んで末梢組織から肺へ運ばれます。
・血小板から放出される酵素によって血液を凝固させる一連の反応が起こり、血漿タンパク質の一種であるフィブリノゲンが傷口で重合して線維状のフィブリンとなります。
・グロブリンは、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担います。
・単球は、白血球の約5%と少ないですが、最も大きく強い食作用を持ち、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞) と呼ばれます。
本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)」より引用して作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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