登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問20

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問題

登録販売者試験 令和4年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

循環器用薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  ルチンは、ニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。
b  日本薬局方収載のコウカを煎じて服用する製品は、冷え症及び血色不良に用いられる。
c  ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって、血液循環の改善効果を示すとされる。
d  三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)は、体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向などのあるものの高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔(じ)出血、便秘、更年期障害、血の道症に適すとされる。
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:誤

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この過去問の解説 (3件)

01

これは循環器用薬及びその配合成分についての問題です。

選択肢3. a:誤  b:正  c:正  d:正

a:これはヘプロニカート、イノシトールヘキサニコチネートの説明です。

ルチンは、ビタミン様物質の一種で、高血圧などにおける毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられます。

b:選択肢のとおりです。

コウカは、キク科のベニバナの管状花をそのまま、または黄色色素の大部分を除いたもので、ときに圧縮して板状としたものを基原とします。

c:ユビデカレノンはコエンザイムQ10とも呼ばれ、肝臓や心臓などの臓器に多く存在し、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群とともに働きます。

d:選択肢のとおりです。

三黄瀉心湯の使用中は、瀉下薬の使用を避ける必要があります。

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02

循環器用薬及びその配合成分に関する問題です。

選択肢3. a:誤  b:正  c:正  d:正

a【×】 ルチンは、ビタミン様物質の一種で、高血圧などにおける毛細血管の補強及び強化を期待して配合されています。

b【〇】 コウカは、キク科のベニバナの管状花または黄色色素の大部分を除いたものを基原とする生薬で、冷え症及び血色不良に用いられます。

c【〇】 ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって、血液循環の改善効果を示すとされています。

d【〇】 三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)は、体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向などのあるものの高血圧の随伴症状、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症に適すとされています。

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03

循環器用薬及びその配合成分についての問題です。

選択肢3. a:誤  b:正  c:正  d:正

正解です。

・ルチンは、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられます。

・日本薬局方収載のコウカを煎じて服用する製品は、冷え症及び血色不良に用いられます。

・ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すとされます。

・三黄瀉心湯は、体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向などのあるものの高血圧の随伴症状、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症に適すとされます。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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