問題
a 貧血
b 心臓病
c 腎臟病
d 糖尿病
これは医薬品の適正使用情報についての問題です。
a:貧血の診断を受けた人に、グリセリンの記載はありません。
ピペラジンを含む成分が記載されています。
b:排便直後に、急激な血圧低下等が現れることがあり、心臓病を悪化させるおそれがあるため、心臓病の診断を受けた人は、相談するよう記載されています。
c:腎臓病の診断を受けた人に、グリセリンの記載はありません。
アスピリン、アルミニウムを含む成分等が記載されています。
d:糖尿病の診断を受けた人に、グリセリンの記載はありません。
アドレナリン作動成分やマオウが記載されています。
「次の診断を受けた人」は、現に医師の治療を受けているか否かによらず、その医薬品が使用されると状態の悪化や副作用等を招きやすい基礎疾患等が示されています。
正解です。
グリセリンが配合された浣腸薬は、「次の診断を受けた人」は「相談すること」とされています。
心臓病ー心臓に負担をかけ、心臓病を悪化させるおそれがあるため。
本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)」より引用して作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
グリセリンが配合された浣腸薬の添付文書等に関する問題です。
a【×】 グリセリンが配合された浣腸薬の添付文書等に、貧血の診断を受けた人に関する記述はありません。
b【〇】 グリセリンが配合された浣腸薬は、排便直後に急激な血圧低下を起こす恐れがあり、心臓病を悪化させる可能性があるため、使用する際は医師等に相談するよう記載されています。
c【×】 グリセリンが配合された浣腸薬の添付文書等に、腎臓病の診断を受けた人に関する記述はありません。
d【×】 グリセリンが配合された浣腸薬の添付文書等に、糖尿病の診断を受けた人に関する記述はありません。