登録販売者の過去問
令和5年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問3

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問題

登録販売者試験 令和5年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

かぜ(感冒)の症状緩和に用いられる漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)は、体力中等度又はやや虚弱で、多くは腹痛を伴い、ときに微熱・寒気・頭痛・吐きけなどのあるものの胃腸炎、かぜの中期から後期の症状に適すとされる。
b  香蘇散(こうそさん)は、構成生薬としてカンゾウを含まず、体力虚弱で、神経過敏で気分がすぐれず胃腸の弱いもののかぜの初期、血の道症に適すとされる。
c  小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は、体力中程度又はやや虚弱で、うすい水様の痰(たん)を伴う咳(せき)や鼻水が出るものの気管支炎、気管支喘(ぜん)息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症に適すとされる。
d  葛根湯(かっこんとう)は、体力虚弱で、汗が出るもののかぜの初期に適すとされる。
  • (a、b)
  • (a、c)
  • (b、c)
  • (b、d)
  • (c、d)

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この過去問の解説 (2件)

01

かぜ(感冒)の症状緩和に用いられる漢方処方製剤に関する問題です。

かぜの症状緩和に用いられるものとしては、

葛根湯、小柴胡湯、柴胡桂枝湯、小青竜湯、桂枝湯、香蘇散、半夏厚朴湯、
麦門冬湯などがあります。

 

まず、a~dについてみていきましょう。

 

a.正しいです。文のとおりです。

b.誤りです。

  文中の「構成生薬としてカンゾウを含まず」の部分が誤りです。
  カンゾウを含む漢方薬です。

c.正しいです。文のとおりです。

d.誤りです。

  葛根湯ではなく、「桂枝湯」の説明になっています。
  葛根湯は「体力中等度以上の者の感冒の初期(汗をかいていないもの)、
  鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛みに適す」
  とされるものです。

 

以上を踏まえて選択肢をみていきましょう。

選択肢1. (a、b)

誤った組み合わせです。冒頭を参照ください。

選択肢2. (a、c)

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

選択肢3. (b、c)

誤った組み合わせです。冒頭を参照ください。

選択肢4. (b、d)

誤った組み合わせです。冒頭を参照ください。

選択肢5. (c、d)

誤った組み合わせです。冒頭を参照ください。

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02

かぜ(感冒)の症状緩和に用いられる漢方処方製剤に関するa~dの文章の内容を確認していきます。

a:正しいです。

b:誤りです。

香蘇散(こうそさん)は、構成生薬としてカンゾウを含みます。

c:正しいです。

d:葛根湯(かっこんとう)は、体の虚弱な人や、発汗傾向の著しい人では不向きとされています。

 

以上を踏まえ、各選択肢を確認していきます。

選択肢1. (a、b)

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢2. (a、c)

正解です。

冒頭の説明文の内容と一致します。

選択肢3. (b、c)

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢4. (b、d)

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢5. (c、d)

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

参考になった数2