登録販売者の過去問
令和5年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問14

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問題

登録販売者試験 令和5年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

胃の薬の配合成分等に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が遅くなるおそれがある。
b  センブリは、味覚を刺激して反射的な唾液や胃液の分泌を促すことにより、弱った胃の働きを高めることを目的として配合されている場合がある。
c  リュウタンは、クマ科の Ursus arctos Linné 又はその他近縁動物の胆汁を乾燥したものを基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられる。
d  カルニチン塩化物は、胃の働きの低下や食欲不振の改善を期待して、胃腸薬や滋養強壮保健薬に用いられる。
  • (a、b)
  • (a、d)
  • (b、c)
  • (b、d)
  • (c、d)

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この過去問の解説 (3件)

01

胃の薬の配合成分等に関するa~dの記述について、それぞれ確認していきます。

a:誤りです。

ロートエキスは、過剰な胃液の分泌を抑える作用を期待して配合される場合があります。

b:正しいです。

c:誤りです。

クマ科の Ursus arctos Linné 又はその他近縁動物の胆汁を乾燥したものを基原とする生薬はユウタンです。

d:正しいです。

 

以上を踏まえ、各選択肢を確認していきます。

 

選択肢1. (a、b)

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢2. (a、d)

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢3. (b、c)

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢4. (b、d)

正解です。

冒頭の説明文の内容と一致します。

選択肢5. (c、d)

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

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02

胃の薬の配合成分等についての問題です。

選択肢4. (b、d)

正解です。

 

・ロートエキスについては、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が速くなる (頻脈)おそれがあるため、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳 を避ける必要があります。

 

・センブリは、味覚や嗅覚を刺激して反射的な唾液や胃液の分泌を促すことにより、弱った胃の働きを高 めることを目的として配合されている場合があります。

 

・リュウタンは、リンドウ科のトウリンドウ等の根及び根茎を基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられます。

 

・カルニチン塩化物は、胃の働きの低下や食欲不振の改善を期待して、胃腸薬や滋養強壮保健薬に用い られます。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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03

胃の薬の配合成分等に関する問題です。

 

まず、a~dについてみていきましょう。

 

a.誤りです。

  文末の「脈が遅くなるおそれがある」の部分が誤りです。

  正しくは「頻脈のおそれがある」です。

 

b.正しいです。文のとおりです。

 

c.誤りです。

  cの説明は「リュウタン」ではなく「ユウタン」です。

  「リュウタン」はリンドウ科のトウリンドウ等の根及び根茎で、

  健胃作用があります。

 

d.正しいです。文のとおりです。

 

以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。

選択肢4. (b、d)

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

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