登録販売者の過去問
令和5年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問35

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

登録販売者試験 令和5年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

滋養強壮保健薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  皮膚や粘膜などの機能を維持することを助ける栄養素として、ニコチン酸アミドが配合されている場合がある。
b  グルクロノラクトンは、骨格筋に溜まった乳酸の分解を促す働きを期待して用いられる。
c  ヘスペリジンは、髪や爪などに存在するアミノ酸の一種で、皮膚におけるメラニンの生成を抑えるとともに、皮膚の新陳代謝を活発にしてメラニンの排出を促す働きがあるとされる。
d  コンドロイチン硫酸は軟骨組織の主成分で、軟骨成分を形成及び修復する働きがあるとされる。
  • a:正  b:正  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:正  c:誤  d:正
  • a:正  b:誤  c:誤  d:誤

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

滋養強壮保健薬の配合成分に関するa~dの記述について、それぞれ確認していきます。

a:正しいです。

b:誤りです。

グルクロノラクトンは、肝臓の働きを助け、肝血流を促進する働きがあり、全身倦怠感や疲労時の栄養補給を目的として配合されている場合があります。

c:誤りです。

ヘスペリジンは、ビタミンⅭの吸収を助ける等の作用があるとされ、滋養強壮保健薬のほか、かぜ薬等にも配合される場合があります。

d:正しいです。

 

以上を踏まえ、各選択肢を確認していきます。

 

選択肢1. a:正  b:正  c:正  d:誤

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢2. a:正  b:誤  c:誤  d:正

正解です。

冒頭の説明文の内容と一致します。

選択肢3. a:誤  b:正  c:正  d:正

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢4. a:誤  b:正  c:誤  d:正

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢5. a:正  b:誤  c:誤  d:誤

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

参考になった数4

02

滋養強壮保健薬の配合成分に関する問題です。

 

まずa~dについてみていきましょう。

 

a.正しいです。文のとおりです。

 

b.誤りです。

  「グルクロノラクトン」ではなく、

  「アスパラギン酸ナトリウム」に関する説明です。

  「グルクロノラクトン」は、肝臓の働きを助け、

  肝血流を促進する働きがあるため、

  全身倦怠感や疲労時の栄養補給を目的として用いられます。

 

c.誤りです。

  「ヘスペリジン」ではなく、「システイン」の説明です。

  「ヘスペリジン」は、

  ビタミンCの吸収を助ける作用があるといわれています。

 

d.正しいです。文のとおりです。

 

以上を踏まえて選択肢をみていきましょう。

 

選択肢2. a:正  b:誤  c:誤  d:正

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

参考になった数3

03

滋養強壮保健薬の配合成分についての問題です。

選択肢2. a:正  b:誤  c:誤  d:正

正解です。

 

a・皮膚や粘膜の健康維持・回復に重要なビタミンを補給することを目的として、ニコチン酸アミドが配合されている場合があります。

 

b・設問はアスパラギン酸ナトリウムの説明です。グルクロノラクトンは、肝臓の働きを助け、肝血流を促進する働きがあり、全身倦怠感や疲労時の栄養補給を目的として配合されている場合があります。

 

c・設問はシステインの説明です。ヘスペリジンはビタミン様物質のひとつで、ビタミンCの吸収を助ける等の作用があるとされています。

 

d・コンドロイチン硫酸は軟骨組織の主成分で、軟骨成分を形成及び修復する働きがあるとされています。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

参考になった数1