登録販売者の過去問
令和5年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問5

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問題

登録販売者試験 令和5年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

一般用医薬品の添付文書等の「相談すること」の項目中に「次の診断を受けた人」と記載することとされている医薬品成分等と基礎疾患等の組合せの正誤について、正しい組合せはどれか。

医薬品成分等         基礎疾患等
a  サントニン ―――――――――― 甲状腺機能亢(こう)進症
b  エテンザミド ――――――――― 肝臓病
c  メチルエフェドリン塩酸塩 ――― 心臓病
d  マオウ ―――――――――――― 貧血
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:正  d:正
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:誤

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この過去問の解説 (2件)

01

主な使用上の注意の記載における「相談すること」の項目中に「次の診断を受けた人」と記載されている医薬品成分と基礎疾患の組合せについての問題です。

選択肢3. a:誤  b:正  c:正  d:誤

正解です。

 

・サントニン-肝臓病(肝機能障害を悪化させるおそれがあるため。)

 

・エテンザミド-肝臓病(肝機能障害を悪化させるおそれがあるため。)、胃・十二指腸潰瘍(胃・十二指腸潰瘍を悪化させるおそれがあるため。)など

 

・メチルエフェドリン塩酸塩-心臓病(心臓に負担をかけ、心臓病を悪化させるおそれがあるため。)など

 

・マオウ-甲状腺機能障害・甲状腺機能亢進症(甲状腺機能亢こう進症の主症状は、交感神経系の緊張等によってもたらされており、交感神経系を興奮させる成分は、症状を悪化させるおそれがあるため。)など

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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02

使用上の注意「相談こと」の別表5-2、(h)基礎疾患等 
①「次の診断を受けた人」に関する問題です。

 

まず、a~dについてみていきましょう。

 

a.誤りです。
  サントニンに対応する基礎疾患は「肝臓病」です。
  理由は肝機能障害を悪化させるおそれがあるためです。

b.正しいです。

  サントニンと同様、肝機能障害を悪化させるおそれがあります。

c.正しいです。

  心臓に負担をかけ、心臓病を悪化させるおそれがあるためです。

d.誤りです。

  マオウに対応する基礎疾患は「甲状腺機能障害」
  「甲状腺機能亢進症」です。
  マオウには交感神経系を興奮させる働きがあります。
  甲状腺機能亢進症の主症状は交感神経系の緊張等によって
  もたらされているため、症状を悪化させるおそれがあります。

 

以上を踏まえて選択肢をみていきましょう。

選択肢1. a:正  b:正  c:誤  d:正

誤りです。冒頭を参照ください。

選択肢2. a:正  b:誤  c:正  d:誤

誤りです。冒頭を参照ください。

選択肢3. a:誤  b:正  c:正  d:誤

正しいです。冒頭を参照ください。

選択肢4. a:誤  b:誤  c:正  d:正

誤りです。冒頭を参照ください。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:誤  d:誤

誤りです。冒頭を参照ください。

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