第一種電気工事士の過去問
平成27年度(2015年)
一般問題 問34

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問題

第一種 電気工事士試験 平成27年度(2015年) 一般問題 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

図は、自家用電気工作物構内の受電設備を表した図である。問いに対して、答えを1つ選びなさい。

⑤に示す可とう導体を使用した施設に関する記述として、不適切なものは。
問題文の画像
  • 可とう導体を使用する主目的は、低圧母線に銅帯を使用したとき、過大な外力によりプッシングやがいし等の損傷を防止しようとするものである。
  • 可とう導体には、地震による外力等によって、母線が短絡等を起こさないよう、十分な余裕と絶縁セパレータを施設する等の対策が重要である。
  • 可とう導体は、低圧電路の短絡等によって、母線に異常な過電流が流れたとき、限流作用によって、母線や変圧器の損傷を防止できる。
  • 可とう導体は、防振装置との組合せ設置により、変圧器の振動による騒音を軽減することができる。ただし、地震による機器等の損傷を防止するためには、耐震ストッパの施設と併せて考慮する必要がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題では、可とう導体を使用する目的について聞いています。

主に可とう導体を用いる理由としては、地震や振動などの外力から器具の損傷などを防ぐために用いられます。

1. 過大な外力によりプッシングやがいし等の損傷を防止するためというのは正しいです。

2. 母線が短絡等を起こさないようにする対策として、十分な余裕と絶縁セパレータを施設するなどの方法は正しいです。

3. 可とう導体には、限流作用は存在しないため誤りです。

4. 騒音を軽減するために防振装置を設置したり、地震による機器等の損傷を防止するために、可とう導体の他に耐震ストッパを施設する必要があるため正しいです。

よって、3番が正解となります。

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02

正解は3番です。

可とう導体には,過電流保護の機能はありません。
可とう導体は,振動,騒音の防止や,地震の際の母線や設備の保護のために用いられます。

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03

答えは(3)「可とう導体は、低圧電路の短絡等によって、母線に異常な過電流が流れたとき、限流作用によって、母線や変圧器の損傷を防止できる」です。

可とう導体は単なる導体ですので、限流機能は持っていません。よって、不適切なものは(3)となります。

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