第一種電気工事士の過去問
平成30年度(2018年)
一般問題 問31
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問題
第一種 電気工事士試験 平成30年度(2018年) 一般問題 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
図は、自家用電気工作物(500kW未満)の高圧受電設備を表した図及び高圧架空引込線の見取図である。次の問いに対して、答えを一つ選びなさい。
[注]図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。
②に示す高圧架空引込ケーブルによる、引込線の施工に関する記述として、不適切なものは。
[注]図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。
②に示す高圧架空引込ケーブルによる、引込線の施工に関する記述として、不適切なものは。
- ちょう架用線に使用する金属体には、D種接地工事を施した。
- 高圧架空電線のちょう架用線は、積雪などの特殊条件を考慮した想定荷重に耐える必要がある。
- 高圧ケーブルは、ちょう架用線の引き留め箇所で、熱収縮と機械的振動ひずみに備えてケーブルにゆとりを設けた。
- 高圧ケーブルをハンガーにより、ちょう架用線に1mの間隔で支持する方法とした。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.ちょう架用線の金属体は、A種ではなくD種接地工事を施すので正しい施工方法になります。
2.ちょう架用線は、使用する条件として積雪などによる荷重に耐えるなども考える必要があります。
3.架空電線では、熱収縮や機械的振動の対策としてケーブルにゆとりを持たせています。
4.ちょう架用線の間隔は、50cm (0.5m)以内でないといけないので、1m間隔では誤った施工方法になります。
よって正解は、4番になります。
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02
[ 解説 ]
高圧架空引込ケーブルによる引き込み線の施工に関して次の規定があります。
■「1」ちょう架用線に使用する金属体には、D種接地工事を施さなければなりません。
→ よって、適切な記述です。
■「2」ちょう架用線は、想定荷重に耐えるように設置し、安全率が2.5以上になる弛度により施設するようにします。
→ よって、適切な記述です。
■「3」高圧ケーブルでは、熱収縮や機械的振動ひずみの対策として、ケーブルにゆとりを持たせて施設します。
→ よって、適切な記述です。
■「4」ハンガーにより、ちょう架用線を支持する場合は、ハンガーの管カウを50cm以下にしなければなりません。
→ よって、「4」の“1mの間隔”の記述は不適切です。
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03
答えは(4)「高圧ケーブルをハンガーにより、ちょう架用線に1mの間隔で支持する方法とした。」です。
ケーブルのちょう架用線とケーブルを使用する場合、ハンガーとハンガーの間の距離は50cm以下と規定されています。
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