第一種電気工事士の過去問
平成30年度(2018年)(追加試験分)
一般問題 問12

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第一種 電気工事士試験 平成30年度(2018年)(追加試験分) 一般問題 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

変圧器の出力に対する損失の特性曲線において、aが鉄損、bが銅損を表す特性曲線として、適切なものは。
  • 解答選択肢の画像
  • 解答選択肢の画像
  • 解答選択肢の画像
  • 解答選択肢の画像

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、変圧器の鉄損と銅損の特性曲線を表したものとして正しいものはどれか訊いています。

鉄損aの特性は、電圧を変化させない限り出力が一定になることが特徴で、選択肢では3と4番が該当します。

銅損bの特性は、出力が2乗倍変化するというもので、4番が該当します。

よって正解は、4番になります。

参考になった数31

02

[ 解答 4 ]
[ 解説 ]

■aの鉄損は、負荷電流に無関係に一定です。(電圧、周波数が一定の場合)
・グラフは出力軸に平行な直線になります。
■bの銅損は、負荷電流の2乗に比例します。
・グラフは2次曲線になります。

→ よって「4」が正解となります。

参考になった数16

03

答えは4番です。

それぞれの損失の特性について解説していきます。

鉄損は鉄心で起こる損失の事です。

鉄損は変圧器に電圧が印加されると起る損失で基本的には一定です。

よってグラフも横に直線のグラフになります。

銅損は負荷損とも言われ、

巻き線抵抗などによる損失です。

その損失はP=I²r電流の2乗に比例します。

2乗に比例するのでグラフは出力が大きくなるにつれて、

変化が大きくなる弧を描くグラフになります。

まとめると鉄損は一定、

銅損は2乗に比例するグラフであるものが正解です。

各選択肢を確認します。

1、 このグラフは鉄損も銅損も解説した特性とは異なるので不正解です。

2、 このグラフは鉄損も銅損も解説した特性とは異なるので不正解です。

3、 このグラフは鉄損が一定で描かれていて、

一見正解のようにも見えますが、

銅損のグラフの描き方が違うので不正解です。

4、 このグラフは鉄損が一定、

銅損もしっかり2乗に比例するグラフが描かれているので、

この選択肢が正解です。

参考になった数13