第一種電気工事士の過去問
平成30年度(2018年)(追加試験分)
一般問題 問21
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問題
第一種 電気工事士試験 平成30年度(2018年)(追加試験分) 一般問題 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
高圧架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルにおいて、水トリーと呼ばれる樹枝状の劣化が生じる箇所は。
- 銅導体内部
- 架橋ポリエチレン絶縁体内部
- ビニルシース内部
- 遮へい銅テープ表面
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この過去問の解説 (3件)
01
水トリー現象とは、架橋ポリエチレンの絶縁体内に水が入り、絶縁性能が著しく低下する現象のことです。
因みにこの現象は、架橋ポリエチレンケーブル限定のため、その他の銅線では起こりません。
よって、架橋ポリエチレン絶縁体内部と記された2番が正解となります。
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02
[ 解説 ]
高圧の電気を構内に引き込むために架橋ポリエチレンケーブル(CVTケーブルなど)が用いられます。このケーブルの絶縁部分に使用されている架橋ポリエチレン中の微量な水分や異物の関係で小さな亀裂が発生し枝状に成長する現象のことを「水トリー(水トリー現象ともいう)」といいます。
過去に製造されたケーブルに多く発生していますので注意が必要です。関東電気保安協会のHP上では、昭和51年以前に製造されたものに多く発生する傾向にあると書かれていました。
→ よって「2」の架橋ポリエチレン絶縁体内部が正解です。
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03
正解は2番です。
水トリ―現象というのは、
ポリエチレンなどの絶縁体内部に水分やゴミなどの要因で、
絶縁体が劣化し絶縁破壊が起きます。
この絶縁破壊の広がり方がまるで樹枝のように広がるので、
水トリ―と言われています。
放っておくと最終的に地絡や短絡事故につながる恐れがあります。
ここで問題を解くうえでのポイントですが、
ポリエチレンなどの絶縁体内部の絶縁破壊という所です。
この言葉を意識して選択肢を見ていきますと、
該当するのは2番の架橋ポリエチレン絶縁体内部ですので
正解は2番です。
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