第一種電気工事士の過去問
平成30年度(2018年)(追加試験分)
一般問題 問25

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問題

第一種 電気工事士試験 平成30年度(2018年)(追加試験分) 一般問題 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

高圧CVTケーブルの半導電層の機能は。
  • 絶縁体表面の電位の傾きを均一にする。
  • 紫外線から絶縁体を保護する。
  • 許容電流を増加させる。
  • 高調波を防止する。

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この過去問の解説 (3件)

01

[ 解答 1 ]
[ 解説 ]

高圧CVTは、内側から次のような構造になっています。

1.導体
2.内部半導電層
3.架橋ポリエチレン絶縁体
4.外部半導電層
5.遮蔽銅テープ
6.ビニルシース

導体と架橋ポリエチレンの間、また、架橋ポリエチレンと遮蔽銅テープとの間に半導電層を挟み隙間ができるのを防ぎます。このことによって、電位を均一にすることができます。(隙間があると部分放電が起きる可能性があります。)

→ よって「1」の記述が正解となります。

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02

正解は1番です。

高圧CVTケーブルの半導電層について解説していきます。

CVTケーブルの構造は中心から

導線→内部半導電層→絶縁体→外部半導電層

→遮蔽層→シース

構造を見て頂くと分かるように半導電層は、

導線、絶縁体、遮蔽層の間に挟まれています。

これによって電線内部に隙間(空隙)が出来るのを防いでいます

また、半導電層は導体や絶縁体表面の電界の集中を均一化してくれます。

これらによって部分放電を防ぐ事ができ、

電線の故障を防ぐのが半導電層の役割です。

イメージとして機械的にも電気的にも、

クッションのような役割をしてくれている物、

と覚えて置くと覚えやすいかもしれません。

よって、正解は1番の

「絶縁体表面の電位の傾きを均一にする」です。

2番から4番に関してはいかにもと言える機能を書いてはいますが、

半導電層の役割とは一致していませんので不正解です。

惑わされないように注意して下さい。

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03

この問題では、高圧CVTケーブル内に存在する半導電層の役割として正しいのはどれか訊いています。

CVケーブルやCVTケーブルに存在する半導電層とは、ケーブル内に空気が入るのを防止することで電位を均一にし、絶縁破壊を防ぐのを目的としています。

よって正解は1番になります。

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