第一種電気工事士の過去問
平成30年度（2018年）（追加試験分）
配線図問題 問42

[ 解答　2 ]
[ 解説 ]

②に接続される機器は、地絡方向継電器(DGR)です。
理由）高圧交流負荷開閉器(LBS)、零相変流器(ZCT)、コンデンサ形接地電圧検出装置(ZPD)に接続されているからです。
役目）事故電流をZCTとZPDで検出します。

→　よって「2」が正解です。

補足)
「1」：地絡継電器(GR)
「3」：不足電流継電器(UCR)
「4」：短絡方向継電器(DSR)

正解は2番です

図の上部はDGR付のPASを表していると思いますので、

②に設置するのは地絡方向継電器です。

地絡方向継電器の図記号は2番ですから2番が正解です。

記号の見方と言いますか覚え方のポイントなんですが、

Ｉはまず「電流」ですよね、

その横にアースのマークがあれば「地絡」

＞（大なり）、＜（小なり）が、

「過剰」を検出するのか「不足」を検出するのか

→（矢印マーク）があるかどうかで「方向継電器」かどうか。

こう見ると簡単だと思いますのでぜひマスターして下さい。

ちなみに各選択肢について

１、地絡継電器

３、不足電流継電器

４、短絡方向継電器

この問題は、②に存在する図記号として正しのはどれか訊いています。

今回の受電設備の区分開閉器は、ZCTなどがあることからGR付PASであると分かります。

選択肢で地絡(G)を表した図記号は1と2番であり、方向(R)を表した図記号は2と4番であることから、両方を満たす2番が②の図記号として当てはまります。

よって正解は、2番になります。