誤っている記述の選択です。
1 .ケーブルを造営材の下面に沿って水平に取り付け、その支持点間の距離を3mにして施設した。
規定では、電線を造営材の下面又は側面に取り付ける場合は，
電線の支持点間の距離をケーブルにあっては 2 mとなってますので、
この選択肢は不適切です。
2 .ケーブルの防護装置に使用する金属製部分にD種接地工事を施した。
規定では低圧屋内配線の使用電圧が 300 V 以下の場合は，管その他の電線を収める防護措置の金属製部分，
金属製の電線接続箱及び電線の被覆に使用する金属体には，D 種接地工事を施すこと。
となってますので、この選択肢は適切です。
3 .ケーブルに機械的衝撃を受けるおそれがあるので、適当な防護装置を設けた。
規定では重量物の圧力又は著しい機械的衝撃を受けるおそれがある 箇所に施設するケーブルには，
適当な防護装置を設けること。
となってますので、この選択肢は適切です。
4 .ケーブルを接触防護措置を施した場所に垂直に取り付け、その支持点間の距離を5mにして施設した。
規定では、接触防護措置を施した場所において垂直に取り付ける場合は，6 mとなってますので、この選択肢は適切です。
したがって、解答欄の １ が正解となります。
不適切なものの選択で、選択肢の１は規定上不適切です。
1 .ケーブルを造営材の下面に沿って水平に取り付け、その支持点間の距離を3mにして施設した。
⇨水平にケーブルを敷設する際の支持点間の距離は2mと規定されていますので、本選択肢が誤りです。
2 .ケーブルの防護装置に使用する金属製部分にD種接地工事を施した。
⇨300V以下の低圧電気機器や金属製外箱にはD種接地工事を施すことと規定されていますので、規定通りであり問題ありません。
3 .ケーブルに機械的衝撃を受けるおそれがあるので、適当な防護装置を設けた。
⇨規定通りであり問題ありません。
4 .ケーブルを接触防護措置を施した場所に垂直に取り付け、その支持点間の距離を5mにして施設した。
⇨ケーブルを接触防護措置を施した場所に垂直に取り付ける場合、支持点間距離は6m以下と規定されていますので、規定を満足し問題ありません。
答えは（1）「ケーブルを造営材の下面に沿って水平に取り付け、その支持点間の距離を3ｍにして施設した。」です。
ケーブルを造営材の下面に沿って取り付ける場合は、支持点間の距離を2ｍ以下にしなければなりません。
接触防護措置を施した場所に垂直に取り付ける場合に関しては、支持点間の距離を6ｍ以下にすることができます。
