第一種電気工事士の過去問
令和4年度（2022年）午後
一般問題問18

付箋

付箋は自分だけが見れます（非公開です）。

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、「新しく出題する（ここをクリック）」をご利用ください。

問題

第一種電気工事士試験令和4年度（2022年）午後一般問題　問18 （訂正依頼・報告はこちら）

架空送電線路に使用されるアークホーンの記述として、正しいものは。

正解！素晴らしいです

残念...

アークホーンは送電線のがいしの両端に設置するホーン（角）状の電極で巣。

落雷時にギャップ間でアーク放電を起こして碍子の破損を防止します。

選択肢1. 電線と同種の金属を電線に巻き付けて補強し、電線の振動による素線切れなどを防止する。

アーマロッドの説明になります。

選択肢2. 電線におもりとして取り付け、微風により生ずる電線の振動を吸収し、電線の損傷などを防止する。

ダンパーの説明になります。

選択肢3. がいしの両端に設け、がいしや電線を雷の異常電圧から保護する。

これがアークホーンの説明になります。

選択肢4. 多導体に使用する間隔材で、強風による電線相互の接近・接触や負荷電流、事故電流による電磁吸引力から素線の損傷を防止する。

スペーサーの説明になります。

まとめ

それぞれ実際の写真などを確認しておき、形状と役割を紐づけておきましょう。

参考になった数14

アークホーンは雷サージ（短時間の過電圧・過電流）によるフラッシオーバの際に生じるアークを電極間で発生させがいしを保護する役目があります。

フラッシオーバとは雷が送電線に直撃した場合の事象のことです。

選択肢1. 電線と同種の金属を電線に巻き付けて補強し、電線の振動による素線切れなどを防止する。

アーマロッドのことで誤りです。

選択肢2. 電線におもりとして取り付け、微風により生ずる電線の振動を吸収し、電線の損傷などを防止する。

ダンパーのことで誤りです。

選択肢3. がいしの両端に設け、がいしや電線を雷の異常電圧から保護する。

正解になります。

選択肢4. 多導体に使用する間隔材で、強風による電線相互の接近・接触や負荷電流、事故電流による電磁吸引力から素線の損傷を防止する。

相関スペーサのことで誤りです。特別高圧や高圧、低圧線にもそれぞれスペーサはあります。

まとめ

こういった問題は頻出問題なので写真を見て形と役割を覚えて置きましょう。またフラッシオーバとは反対に、鉄塔に雷が直撃して電位が上昇して電力線へ逆にフラッシオーバする場合は逆フラッシオーバと言いますのでそれも覚えて置きましょう。

参考になった数2