第一種電気工事士の過去問
令和4年度(2022年) 午後
一般問題 問34

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問題

第一種 電気工事士試験 令和4年度(2022年) 午後 一般問題 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

図は、自家用電気工作物(500kW未満)の引込柱から屋内キュービクル式高圧受電設備(JISC4620適合品)に至る施設の見取図である。この図に関する各問いには、4通りの答えが書いてある。それぞれの問いに対して、答えを一つ選びなさい。
〔注〕図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。

⑤で示す高圧進相コンデンサに用いる開閉装置は、自動力率調整装置により自動で開閉できるよう施設されている。このコンデンサ用開閉装置として、最も適切なものは。
問題文の画像
  • 高圧交流真空電磁接触器
  • 高圧交流真空遮断器
  • 高圧交流負荷開閉器
  • 高圧カットアウト

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この過去問の解説 (2件)

01

「自動力率調整」なので、負荷に応じてコンデンサに接続したり解除したりという動作が頻繁に必要になります。これが実現できるのは「電磁接触器」であることが分かります。

選択肢1. 高圧交流真空電磁接触器

上記の通りこちらが正解です。

選択肢2. 高圧交流真空遮断器

値段が高いものは自動的にOn/Offができるものがありますが、頻繁に切り替えることを想定している装置ではありません。

選択肢3. 高圧交流負荷開閉器

一般的には自動で切ることはできますが入れることはできません。

選択肢4. 高圧カットアウト

カットアウトにはそのような機能はありません。

まとめ

各開閉装置についてはいろいろな形式で出題されています。名称、略称、図記号、用途や位置関係については必ず覚えておきましょう。

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02

自動力率調整装置とは負荷によって自動でコンデンサを1台、2台、3台と増やしたりして調整するもので1日単位で入切の頻度が多いものです。

選択肢1. 高圧交流真空電磁接触器

この装置は高頻度の入切が目的として作られているためこれが正解になります。VMCと呼ばれます。

選択肢2. 高圧交流真空遮断器

VCBと呼ばれ、過電流や短絡電流の際に遮断するもので、1日の中で何回も入切するものではないため誤りです。

選択肢3. 高圧交流負荷開閉器

LBSと呼ばれ、自動で入れることはできないため誤りです。。

選択肢4. 高圧カットアウト

PCと呼ばれヒューズが入った陶器性のものになるため誤りです。

まとめ

これらの出てきた装置を写真で確認して役割とセットで覚えておきましょう。

また設置される場所についても整理しておきましょう。

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