第一種電気工事士 過去問
令和5年度(2023年) 午前
問25 (一般問題 問25)

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問題

第一種電気工事士試験 令和5年度(2023年) 午前 問25(一般問題 問25) (訂正依頼・報告はこちら)

写真はシーリングフィッチングの外観で、図は防爆工事のシーリングフィッチングの施設例である。①の部分に使用する材料の名称は。
問題文の画像
  • シリコンコーキング
  • 耐火パテ
  • シーリングコンパウンド
  • ボンドコーキング

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、シーリングフィッティングに使用する封止材の名称を問うものです。シーリングフィッティングは、主に防爆エリアや気密性を要する場所で配管内のガスや可燃性蒸気の伝播を防ぐために設置されます。その内部には適切な封止材を充填する必要があり、正しい材料を選定することが重要です。

選択肢1. シリコンコーキング

シリコンコーキングは、一般的に防水や隙間のシール用途に使用されるものですが、シーリングフィッティングの封止材としては適していません。気密性や耐火性を確保するには、専用の封止材が必要です。
この選択肢は不正解です。

選択肢2. 耐火パテ

耐火パテは、主に耐火構造において使用される封止材であり、火災時の延焼を防ぐためのものですが、シーリングフィッティングに適した材料ではありません。専用の封止材が必要です。
この選択肢は不正解です。

選択肢3. シーリングコンパウンド

シーリングコンパウンドは、シーリングフィッティング内に充填し、ガスや可燃性蒸気の伝播を防ぐための専用封止材です。防爆エリアの配管工事では、この材料を使用することが標準的な施工方法とされています。
この選択肢は正解です。

選択肢4. ボンドコーキング

ボンドコーキングは、接着剤や一般的な隙間のシール用途に使用されるものであり、シーリングフィッティングの封止材には適していません。耐火性や気密性の観点からも、シーリングコンパウンドのような専用材を使用する必要があります。
この選択肢は不正解です。

まとめ

シーリングフィッティングは、防爆区域やガスの伝播を防ぐために設置される重要な部品です。その内部には シーリングコンパウンド を充填し、適切な密閉を行うことで安全性を確保します。誤った材料を使用すると、可燃性ガスの漏れや爆発の危険性が高まるため、必ず規定された封止材を用いることが求められます。

防爆配管の施工では、適切な材料選定と施工方法を理解し、規格に準拠した工事を行うことが重要です。

 

 

 

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02

シーリングフィッチングについての問題です。

特徴を捉えて活用できるようにしていきましょう。

可燃性ガスが存在する場所に配線する際に用います。

粉じんの多い場所で、配線を収める管又はダクトの接続部に用います。

使用する電気機器は、耐圧防爆構造、内圧防爆構造、油入防爆構造等に使用されています。

選択肢1. シリコンコーキング

誤:シリコンコーキングは、弾性シーリング材です。

 

選択肢2. 耐火パテ

誤:耐火バテは、耐火性があり、一定時間ならば火災、高熱に耐えるバテ状のシール材です。

 

選択肢3. シーリングコンパウンド

正:シリングコンバウンドは、ボックスと電線管の隙間を塞いで、空気の流入を遮断するものです。

図からも分かるように、電線と本体の隙間を塞いでいる充填剤として用いています。

選択肢4. ボンドコーキング

誤:ボンドコーキングは、水回りやガラス、タイルの隙間を埋めるものとして用いられています。

まとめ

全ての選択肢がコーキングに用いられているものなので、どれがふさわしいかを問いている問題でした。

用途を理解して使用できるようにしていきましょう。

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03

シーリングフィッチング(Sealing Fitting)は、可燃性ガスや粉塵が発生する場所(危険場所)とそうでない場所(非危険場所)との間で、配線のすき間から危険物が流出するのを防ぐために施工されるものです。シーリングフィッチングを施工するには、まず、注入口からシーリングダムを入れて大きなすき間を埋め、その上に、シーリングコンパウンドを注ぎこみます。シーリングコンパウンドは、シーリングフィッチング本体と絶縁電線の間のすき間を完全に塞ぐものであり、専用のものを使用します。

選択肢1. シリコンコーキング

シリコンコーキングは、キッチンや浴室などで、すき間や目地を埋めるコーキング材であり、使用目的が異なります。

選択肢2. 耐火パテ

耐火パテは、耐火性のあるパテであり、電線管の施工時にすき間を埋めるためなどに使われ、使用目的が異なります。

選択肢3. シーリングコンパウンド

正しい選択肢です。

選択肢4. ボンドコーキング

ボンドコーキングはシリコンコーキングよりも接着力が強く、建築物の目地止め、すき間埋めのほか、タイルの接着などに用いられるものであり、使用目的が異なります。

まとめ

シーリングフィッチングの材料として専用のものを選びます。

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