2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(前期)
土木 問11

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この過去問の解説 (3件)

01

1)適当です。
鋼矢板は、1枚あたり400~600mmほどの幅で凹凸状に加工された鋼板を地盤に打ち込みつなぎ合わせて土留め壁とします。
施工しやすく何度も繰り返し使用可能で、水圧や土圧を防御し、土砂だけでなく地下水や海水などの入流出や漏洩を防ぎます。

2)適当ではありません。
連続地中壁は、安定液を用いて地盤を壁状に掘削し、無筋または鉄筋を用いて地中にコンクリート製の連続壁体を土留め壁として構築する土留め壁です。
ほとんどの条件の地盤への対応が可能で土留め壁をそのまま構造物の基礎本体などに永久的に利用する事が可能ですが、設置に大規模な費用と労力を要します。

3)適当です。
柱列杭は、H形鋼の芯材とソイルセメントを使用して場所打ちコンクリート杭やモルタル杭などを連続して打設し、柱列の壁を構築して土留め壁とするものです。
剛性が高く地盤の変形に対応できて止水性が高いので、地下水を有する地盤で掘削を深部まで行う場合に適しています。

4)適当です。
親杭・横矢板は山留工法の一種で、一定間隔にH形鋼を地盤に対し垂直に打ち込み親杭とし、その2本のH形鋼の間に横矢板を横向きに上部からはめ込んで土留め壁とするものです。
コストが安く施工もしやすく小規模工事によく採用されますが、板をはめ込むだけなので止水性が悪く、軟弱地盤や地下水を有する地盤には適しません。

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02

問題の解説

正解は 2 です。

施工が複雑で経済的ではありません。

その他の選択肢は下記の通りです。

1.鋼矢板工法は施工が容易で経済的な工法です。

3.壁体の剛性が高く,止水性がよい特徴があります。

4.土留め壁としてはもっとも安価で軟弱地盤への適用は避けられる特徴があります。

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03


鋼矢板は、シートパイルともいわれ、矢板の継手を一体化させ、一枚の板にしていることが特徴です。護岸や止水壁にも使われます。
2〇
連続地中壁工法は、掘削した場所に鉄筋コンクリートによる剛性壁を構築する工法であるため、適応する地盤が多い反面、経済的ではないです

柱列杭工法は、掘削しながらモルタル杭又はコンクリート杭を構築して土留めを形成します。

親杭・横矢板工法は一定間隔で親杭となるH鋼を打設し、その間に横矢板を設置して土留めを形成します。

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