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2級土木施工管理技術の過去問 平成30年度(前期) 土木 問23

問題

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コンクリートダムに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
   1 .
ダム本体工事は、大量のコンクリートを打ち込むことから骨材製造設備やコンクリート製造設備をダム近傍に設置する。
   2 .
カーテングラウチングを行うための監査廊は、ダムの堤体上部付近に設ける。
   3 .
ダム本体の基礎の掘削は、大量掘削に対応できるベンチカット工法が一般的である。
   4 .
ダムの堤体工には、ブロック割りしてコンクリートを打ち込むブロック工法と堤体全面に水平に連続して打ち込むRCD工法がある。
( 2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(前期) 土木 問23 )
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この過去問の解説 (3件)

25

正解は「カーテングラウチングを行うための監査廊は、ダムの堤体上部付近に設ける。」です。

選択肢1. ダム本体工事は、大量のコンクリートを打ち込むことから骨材製造設備やコンクリート製造設備をダム近傍に設置する。

×

コンクリートは、打ち込み時間に規定があるため、大量打設の時はコンクリートプラントを設置する場合が多いです。

選択肢2. カーテングラウチングを行うための監査廊は、ダムの堤体上部付近に設ける。

カーテングラウチングはダムの基礎岩盤にカーテン状にグラウチングすることなので、アンカーを打ったりする箇所の監査を確認するための通路なので基礎となるダム底部に設けられます。

選択肢3. ダム本体の基礎の掘削は、大量掘削に対応できるベンチカット工法が一般的である。

×

ベンチカット工法とは階段式に掘削を行う方法です。

選択肢4. ダムの堤体工には、ブロック割りしてコンクリートを打ち込むブロック工法と堤体全面に水平に連続して打ち込むRCD工法がある。

×

RCD工法はスランプ0㎝の超堅練りのフライアッシュコンクリートをコンクリート打設地点まで運搬してブルドーザ等で敷均し、振動ローラで締固める工法です。

付箋メモを残すことが出来ます。
8

正解は「カーテングラウチングを行うための監査廊は、ダムの堤体上部付近に設ける。」です。

選択肢1. ダム本体工事は、大量のコンクリートを打ち込むことから骨材製造設備やコンクリート製造設備をダム近傍に設置する。

正しいです。

ダム本体工事はコンクリートを大量に使用するため、コンクリートプラントを近傍に設置します。

選択肢2. カーテングラウチングを行うための監査廊は、ダムの堤体上部付近に設ける。

誤りです。

カーテンクラウチングの監査廊は、ダム堤体下部に設置します。

選択肢3. ダム本体の基礎の掘削は、大量掘削に対応できるベンチカット工法が一般的である。

正しいです。

上記の通り、ダムの掘削はベンチカットで施工します。

選択肢4. ダムの堤体工には、ブロック割りしてコンクリートを打ち込むブロック工法と堤体全面に水平に連続して打ち込むRCD工法がある。

正しいです。

上記の通り、ダム堤体工には、ブロック割り施工とRCD工法があります。

5

正解は「カーテングラウチングを行うための監査廊は、ダムの堤体上部付近に設ける。」です。

選択肢1. ダム本体工事は、大量のコンクリートを打ち込むことから骨材製造設備やコンクリート製造設備をダム近傍に設置する。

正しいです。

現場にて骨材およびコンクリート製造設備を設けてから工事を行います。

選択肢2. カーテングラウチングを行うための監査廊は、ダムの堤体上部付近に設ける。

監査廊は、堤体の下部の遮水部に接続して設置します。

選択肢3. ダム本体の基礎の掘削は、大量掘削に対応できるベンチカット工法が一般的である。

正しいです。

多量の掘削の場合は、ベンチカット工法が主流となります。

選択肢4. ダムの堤体工には、ブロック割りしてコンクリートを打ち込むブロック工法と堤体全面に水平に連続して打ち込むRCD工法がある。

正しいです。

ブロック工法は従来工法とされ、安全上の問題や施工機械の制約があります。

RCD工法は日本にて開発された工法となり、

従来工法に比べて工期短縮、工費削減、安全性向上があります。

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