2級土木施工管理技術の過去問
平成30年度(後期)
土木 問27

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(後期) 土木 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄道の道床バラストに関する次の記述のうち、道床バラストに砕石が使われる理由として適当でないものはどれか。

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この過去問の解説 (3件)

01

1)適当です。
約15~250mmほどの大きめの砕石を敷くことにより、支持力や抵抗力が増して列車の荷重をレールや枕木を通して広範囲に分散します。

2)適当です。
列車通行時の振動エネルギーを抑える緩衝材の役割を果たすので崩れにくく、また砕石の間げきは騒音を吸収し吸音材の役割も担います。

3)適当ではありません。
軌道矯正やバラストのふるい分け、また敷きなおしなどの更新作業は作業人員や労働力を多数要します。
作業も時間がかかり列車が通行しない深夜などに限定されるなど保守管理に手間がかかるので、保守の省力化に優れているとは言えません。

4)適当です。
列車通行時の左右の揺れや気温によるレールの伸縮の作用を分散させて枕木が移動するのを防止し、さらに路盤への負担や沈下の予防にもなります。

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02

適当でないものは、(3)です。

道床バラストの長所としては、記述の(1)・(2)・(4)の他に、
・排水性が良い
・建設費が安い
などがあります。

逆に短所としては、
・強度が低く変形しやすいので、記述(3)の逆で保守管理に手間がかかる
・列車同士がすれ違う時の風圧でバラストが巻き上げられることがある
などがあります。

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03

正解は3
保守に手間がかかるのは道床バラストのデメリットの一つです。
メリットには、荷重の分布効果に優れ、マクラギの移動を抑える抵抗力が大きいこと、周囲への振動を軽減する機能もあることなどが挙げられます。

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