2級土木施工管理技術の過去問
平成30年度(後期)
鋼構造物塗装 問66
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(後期) 鋼構造物塗装 問66 (訂正依頼・報告はこちら)
鋼橋における防食の維持管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 防食の初回点検は、漏水や滞水などの鋼橋の初期欠陥による防食の劣化の変状が現れはじめるよりもなるべく遅い時期に行うのがよい。
- 防食の点検は、安全の確保及び維持管理を効率的に行うために必要な情報を得ることを目的に実施する。
- 各種防食法は、防食設計や施工を誤りなく実施しても、多くの場合年月の経過にともなって劣化が進行し防食機能が低下する。
- 防食の点検にあたっては、あらかじめ点検作業に使用する点検施設の防食性能について配慮するとともに、損傷の確認や安全性確保を行うとよい。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「防食の初回点検は、漏水や滞水などの鋼橋の初期欠陥による防食の劣化の変状が現れはじめるよりもなるべく遅い時期に行うのがよい。」です。
適当ではありません
鋼橋は供用し始めてから2年以内に初回の定期点検を行います。
主に橋梁の初期欠陥の早期発見、初期状態を把握することにより今後の損傷進度の度合いを明らかにするために行われます。
漏水や滞水は鋼橋の劣化を早め重篤な事故に繋がりかねないのでなるべく早期に点検する事が望ましく、この設問は間違いです。
適当です
防食の点検では目視により外観を調査するものが一般的です。
主な点検項目は腐食や亀裂など防食機能の劣化、また変形や欠損、異常音などの有無で、鋼橋の部位ごとに点検対象が区分され、異常発見時は早急に報告し修繕を必要とします。
特に主桁や床版、縦横桁などの主要部位は細心の注意が必要とされ、点検漏れがないようにします。
適当です
鋼橋は劣化を発見し定期的に補修を施しますが、発錆の量が多い場合は平面だけでなく内部深くにまでさびが広がり、また塗り替えの場合は新たに塗られた部分の旧塗膜の防錆の性能が低下して劣化が進み防食機能が低下します。
これを防ぐために重防食塗料を採用したりするなどの配慮が必要になります。
適当です
防食の点検の際には塗膜の様子を確認するだけでなく、各部位の亀裂や路面の損傷などにも配慮し車両や徒歩時の通行時の安全性、使用性も確認します。
橋梁のライフサイクルコストの軽減と使用者の事故防止につながり、また細かい部位を適度に修繕することで使用者や近隣への影響を軽減します。
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02
正解は「防食の初回点検は、漏水や滞水などの鋼橋の初期欠陥による防食の劣化の変状が現れはじめるよりもなるべく遅い時期に行うのがよい。」です。
〇
防食の初回点検は初期欠陥が出る前に行います。
×
防食の点検を維持管理計画の検討をする際の情報として使用します。
×
防食効果は、月日の経過に伴って低下するため、定期的な点検や補修が必要となります。
×
防食の点検では、橋桁の下に入ることが多くなるためドローンでの点検も行われています。
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03
正解は「防食の初回点検は、漏水や滞水などの鋼橋の初期欠陥による防食の劣化の変状が現れはじめるよりもなるべく遅い時期に行うのがよい。」です。
適当ではありません。防食の初回点検は、漏水や滞水などの鋼橋の初期欠陥による防食の劣化の変状が現れはじめるよりもなるべく早い時期に行うのがよいです。
適当です。防食の点検は、安全の確保及び維持管理を効率的に行うために必要な情報を得ることを目的に実施します。
適当です。各種防食法は、防食設計や施工を誤りなく実施しても、多くの場合年月の経過にともなって劣化が進行し防食機能が低下します。
適当です。防食の点検にあたっては、あらかじめ点検作業に使用する点検施設の防食性能について配慮するとともに、損傷の確認や安全性確保を行います。
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