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2級土木施工管理技術の過去問 平成30年度(後期) 鋼構造物塗装 問67

問題

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鋼橋の重防食塗装の役割に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
   1 .
上塗り塗料は、下塗り塗料との付着を確保し、色相を調整することによって、下塗り塗料の色相を隠ぺいする。
   2 .
中塗り塗料は、水と酸素の腐食因子と塩化物イオンなどの腐食促進因子の浸透を抑制して、防食下地の劣化・消耗を防ぐ。
   3 .
下塗り塗料には、耐候性のよい樹脂と顔料を選択することによって、長期間にわたって光沢や色相を維持し美観を保持する。
   4 .
防食下地は、亜鉛腐食生成物の緻密化による腐食因子の遮断など腐食抑制効果によって鋼材の腐食を防ぐ。
( 2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(後期) 鋼構造物塗装 問67 )
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この過去問の解説 (3件)

7
1)適当ではありません
重防食塗装は塗料を通常より厚く塗ることにより、長期間の防錆や防食を計るものです。
下地には防錆の性能に優れたジンクリッチペイントを採用し、上塗りにはフッ素系の樹脂塗料を採用します。
上塗り塗膜は下塗り及び中塗りの下層塗膜の保護及び塗膜上面の色相などの美観を維持する役割があります。

2)適当ではありません
重防食塗装の中塗りは下塗り及び上塗りの付着性を確保するとともに上塗りの塗膜が下部塗膜を隠蔽するための補助の役割を担います。
防食下地の劣化や消耗を防ぐのは下塗りの役割となり、主にエポキシ樹脂系にサビ止め顔料を混入した塗料が用いられます。付着性や防食性に優れ、防食下地への腐食因子の浸透を防ぎます。

3)適当ではありません
重防食塗装の下塗り塗料は防食下地と塗膜の付着性を確保するとともに腐食の要因となる水や塩分などの物質を遮断し下地を保護する役割を担います。
長期間の美観と色相を維持しなければいけないのは上塗りで、あらゆる天候による環境に耐え得るようにフッ素樹脂の塗料が用いられます。

4)適当です
防食下地は塗膜の前に鋼材に施す処置です。
先に表面をブラスト処理などで素地調整を施し、汚れや異物を除去してからジンクリッチプライマーやさび止めペイントなどを塗布します。
ジンクリッチプライマーには高濃度の亜鉛が含まれ、この亜鉛が鋼材より先に腐食して亜鉛腐食生成物を発生させて鋼橋表面を保護します。

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3
正解は4です。

1.→ 適当ではありません。上塗塗料は光沢と色相の保持による美観の保持や、下層塗膜を紫外線から保護することを役割としており、下塗塗料の色相を隠ぺいする役割はありません。問題文は中塗塗料の説明です。

2.→ 適当ではありません。中塗塗料は下塗塗料と上塗塗料の付着性確保や、色相を調整することによって下塗塗料の色相を隠ぺいすることを役割としており、防食下地の劣化・消耗を防ぐ役割はありません。問題文は下塗塗料の説明です。

3.→ 適当ではありません。下塗塗料は腐食因子(水・酸素)と腐食促進因子(塩化物など)の浸透抑制を行うことを役割としており、光沢や色相を維持し美観を保持する役割ではありません。問題文は上塗り塗料の説明です。

4.→ 適当です。防食下地は、亜鉛腐食生成物の緻密化による腐食因子の遮断など腐食抑制効果によって鋼材の腐食を防ぎます。

1

上塗り塗料で下塗りを隠ぺいするときは、色相で調整はしません。

中塗り塗料には、防食効果はあまり期待できません。

上塗り塗料で光沢や色相を維持して美観を保ちます。
4〇
防食下地にはジンクリッチプライマーやエッチングプライマーなどがあります。

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