2級土木施工管理技術の過去問
平成30年度(後期)
鋼構造物塗装 問81
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(後期) 鋼構造物塗装 問81 (訂正依頼・報告はこちら)
足場の安全管理に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- パネル式つり足場の架設では、おやごパイプやころばしパイプの取り付け作業の必要はない。
- ローリングタワー足場は、高所の垂直材、斜材などを上下方向に移動しながら塗装する場合に用いられる。
- パイプつり足場では、腹板高(桁高)が0.9m以上の場合は二段つり足場とする。
- パイプつり足場では、おやごのパイプのつり間隔は1.5m以内とし、ころばしパイプは1.8m程度の間隔で配置する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1)適当です
おやごパイプやころばしパイプは橋梁のつり足場を架設する場合に足場板を固定するために格子状に取り付ける部材です。
パネル式つり足場はおやごパイプやころばしパイプ、足場板が一体化したもので、つりチェーンなどのつり金具を取り付けて既存のパネルにかませるだけでパイプが固定されるので別途ころばしパイプなどを取り付ける必要はありません。
2)適当ではありません
ローリングタワー足場は塗装面までの高さが比較的低く、足場を組めないような平坦で狭小な場所にて高所の塗装が必要な場合に用い垂れる足場で、枠組支保工や単管パイプを使用しやぐら状に組み立て、頂部に作業床と手すりを設けたものです。
場合によっては解体せずに土台に車輪などを設置して、作業員を降ろしてから横移動させて使用します。
3)適当ではありません
パイプつり足場を架設する場合、桁高が1.5m以上の場合に二段つり足場(中段足場)を設けることと定められています。
標準足場はパイプつり足場ですが地上や水面からの高さが10m以上の場合や橋台などがない場合はワイヤーブリッジ転用足場を考慮し、塗装足場の構成は主体足場に中段足場、架設足場の構成はそれに部分作業床と安全通路を設けることが義務付けられています。
4)適当ではありません
パイプつり足場では作業床の安定を図るため、吊りチェーンなどでおやごパイプを取り付ける場合はだいたい1.8m以内とするのが一般的です。
ちなみにころばしパイプはだいたい0.9m以内の間隔で配置するものとし、架設の際は手元を滑らせての部材の落下などを防止するなどの配慮が必要です。
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02
1.→ 適当です。パネル式つり足場の架設では、おやごパイプやころばしパイプに代わるものが既についているため、取り付け作業の必要はありません。
2.→ 適当ではありません。ローリングタワー足場は、上下方向に移動することができません。
3.→ 適当ではありません。パイプつり足場では、腹板高(桁高)が1.5m以上の場合は二段つり足場とします。
4.→ 適当ではありません。パイプつり足場では、おやごのパイプのつり間隔は1.5m以内とし、ころばしパイプは0.9m程度の間隔で配置します。
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03
パネル式釣り場足場はおやごパイプやころばしパイプが付いているので、改めてつける必要はありません。
2×
ローリングタワー足場は上下の移動ができないです。水平方向のみの移動となります。
3×
パイプつり足場は、腹板高が1.5m以上の時に2段つり足場にします。
4×
パイプつり足場は、おやごのパイプの吊り間隔は1.5m以内として、ころばしパイプは0.9m程度の間隔で配置します。
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