2級土木施工管理技術の過去問
平成30年度(後期)
鋼構造物塗装 問83

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(後期) 鋼構造物塗装 問83 (訂正依頼・報告はこちら)

塗料の調合に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 塗料を使用する際は、十分にかくはんして缶内の塗料を均一な状態にする。
  • 可使時間は、塗料の種類によらず同じであるが、温度によって異なるので注意する。
  • 高粘度塗料のかくはんは、塗料を均一化させ乾きむらを防止するためかくはん機を用いることが望ましい。
  • 多液形塗料は、混合後に徐々に反応が進行して固化するので可使時間内に使用する。

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この過去問の解説 (3件)

01

1)適当です

塗料を使用する際は、かくはん機やかくはん棒を使用し十分にかくはんして缶内の塗料を均一にすることで塗膜不良の要因を少なくします。

また缶に入った状態で表層が乾燥する皮張りという状態のときは少量の場合はろ過を施したり、材料が分離している色分かれという現象がみられるときはかくはん後数時間で再分離する場合は使用を中止するなどの配慮が求められます。

2)適当ではありません

塗料は可使時間を過ぎると塗装不良を引き起こしやすく、特に多液型塗料は主剤や硬化剤などを混合しているため、それぞれ温度や可使時間は各種類ごとに細かく分類されています。

無機ジンクリッチプライマーや編成エポキシ樹脂塗料下塗りなどは塗料温度20℃以下で5時間以内に使用、弱溶剤形変形エポキシ樹脂塗料下塗りは塗料温度30℃以下で3時間以内などとされています。

3)適当です

多液形塗料や高粘度塗料は中身を均一にして乾燥時のむらを無くすためにも人力ではなくなるべくかくはん機を使用することが望ましいとされています。

ただしゲル状や固化など目に見えて著しく異変が起きているときは、使用を中止し別の状態の良いものを使用する判断が求められます。

4)適当です

塗料において、1液型は塗料に硬化剤が前もって配合されているので固化が比較的ゆるやかであるのですが、2液型などの多液形塗料は作業直前に硬化剤や金属粉などを混合した瞬間から固化反応が進行します。

各多液形塗料には推奨温度と可使時間が設定されているので、それを遵守し作業にあたる必要があります。

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02


かくはんすることで、塗料のむらを無くし品質を確保します。
2〇
可使時間は1液型と2液型などの型や種類、温度によって違います。

高粘度塗料は人力でのかくはんは難しいためです。

多液型塗料とは、複数の塗料を混ぜて使用する塗料のことです。

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03

正解は2です。

1.→ 適当です。塗料を使用する際は、十分にかくはんして缶内の塗料を均一な状態にし使用します。

2.→ 適当ではありません。可使時間は、塗料の種類や温度によって異なります。

3.→ 適当です。高粘度塗料のかくはんは、塗料を均一化させ乾きむらを防止するためかくはん機を用いることが望ましいです。

4.→ 適当です。多液形塗料は、混合後に徐々に反応が進行して固化するので可使時間内に使用します。

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