2級土木施工管理技術の過去問
平成30年度(後期)
鋼構造物塗装 問85

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(後期) 鋼構造物塗装 問85 (訂正依頼・報告はこちら)

塗料の管理に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • 塗料の品質は、使用する塗料が複数の製造ロットにわたる場合、代表の塗料の製造ロットの規格試験成績書で確認する。
  • すべての塗料は、保管期間が12ヶ月を超えた場合、抜き取り試験で品質を確認し、正常な場合は使用することができる。
  • 塗料は、消防法により第三類危険物として現場での保管数量が塗料の種類ごとに指定されている。
  • 塗料の管理にあたっては、塗料及びシンナーは引火の危険性があることから、保管や取扱いは関連する法令の規定を遵守し、担当者以外は取り扱わない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1.→ 適当ではありません。使用する塗料が複数の製造ロットにわたる場合、代表塗料ではなくそれぞれの製造ロットを確認します。

2.→ 適当ではありません。抜き取り試験ではなくすべて確認します。

3.→ 適当ではありません。塗料は第4類石油類・第4類危険物にあたります。

4.→ 適当です。塗料の管理にあたっては、引火の危険性があることから保管・取り扱いは法令を遵守し適切に取り扱います。

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02

1)適当ではありません

塗料品質の確認において、使用する塗料の製造ロットが複数ある場合は製造ロットごとに規格試験成績書が必要となります。

製造ロットは製造ラインが同じか違うかの判断材料となるため、製造ロットが違うものは品質にも差が発生しているので注意が必要です。

2)適当ではありません

塗料は缶内に密封されていますが、保管が長期にわたる場合は品質変化が生じる可能性が高くなるため、注意が必要となります。

基本としてジンクリッチペイントは6ヶ月以内、その他の塗料は12ヶ月以内に使い切るように配慮し、もしやむを得ない事情でその期間が過ぎた場合は抜き取り検査を実施し品質に異常が見られない場合に使用することができます。

3)適当ではありません

塗料は蒸発した気体が空気より重く空気と混合することにより火花や静電気などで引火する可能性があるため、消防法により第四種類危険物として扱われ、塗料ごとに危険物表示や保管指定数量の上限が定められています。

第三種類危険物は主にカリウムや黄リンなど、空気に曝されることにより自然発火する可能性を有するものとなります。

4)適当です

塗料やうすめ液であるシンナーは、引火の可能性や揮発ガスによる人体への影響から保管や取り扱いには十分な注意が必要となります。

保管や取り扱いには特に配慮し、保管の際は法令に基づいた貯蔵所以外での保管や取り扱いはしてはならず、担当者以外の取り扱いも避けるようにと定められています。

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03


塗料の品質の抜取試験は1ロット1回採取します。

抜取試験は、試験塗料の保管環境に大きく影響されるので使用できません。

塗料の溶剤系は第4類第一石油類、その他は第4類第二石油類、液体可燃物は第4類危険物の分類分けになります。
4〇
塗料の管理は担当者を決め、厳密に行う必要があります。

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