2級土木施工管理技術の過去問
平成30年度(後期)
薬液注入 問86
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(後期) 薬液注入 問86 (訂正依頼・報告はこちら)
土の粒度に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 液性限界は、一般に粘土分含有量が多いほうがその値は大きい。
- 粒度試験は、粒径の大きさによりふるい分析と沈降分析による方法がある。
- 均等係数は、その値が大きくなるほど粒径範囲が広い粒子から構成されていることを意味する。
- 粒径加積曲線は、土の粒度組成を表すために塑性限界試験の結果を図示したものである。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
土や路盤などが塑性状態から液状に移る限界の含水比のことです。
2×
粒度試験は、地盤材料の粒度を求めることを目的にしています。
3×
均等係数は、粒度加積曲線において、全資料の60%が通過する粒径と10%が通過する粒径の比です。
4〇
粒径加積曲線から土の粒度分布が分かります。塑性限界は年度の含水比を読み取るものになります。
参考になった数10
この解説の修正を提案する
02
1)適当です
液性限界は土が塑性状態から液体状態に変移る状態の含水比を表すもので、土粒子が細かいほど高い含水比を有するようになります。
そのため、粒子が小さい粘土が多く含まれるほど含水比が高くなり、沈下の危険性が高く強度も不安定となるため構造物の土台や車両走行には不向きとなります。
2)適当です
土の粒度試験方法は2種類存在します。土の粒度が0.075mm以上であればふるい分析、0.075mm以下であれば沈降分析を採用します。
ふるい分析は試料を目の粗さが異なるふるいに分けにより分別と質量の測定を実施し、沈降分析は円筒状の比重計を使用し試料と水にて浮ひょうによる懸濁液の比重を測定します。
3)適当です
均等係数は土の粒度試験の結果を表に表した粒度加積曲線から求められる数値です。
縦に土の試料の通過質量百分率、横に粒径を刻みそれぞれの試験結果を記していくとゆるやかに右肩上がりの曲線となり、その中から通過質量百分率が60%時の粒径を10%時の粒径で割ったものが均等係数となります。
均等係数の値が大きくなるほど試料のふるいの通過率が高く土の粒度範囲が広いと考えられます。
4)適当ではありません
粒径加積曲線はふるい分析や沈降分析による土の粒度試験の結果を表したもので、縦に土の試料の通過質量百分率、横に粒径を刻み、これにより試料にした土の粒径の分布具合を求めるために実施します。
塑性限界試験は土が塑性状から半固体状に移る際の含水比を求めるためのもので、試験結果は縦に土の体積、横に含水比を刻み表として記していきます。
試験に使用する資料は粒度試験にて採取される0.425mmのふるい通過分を使用します。
参考になった数6
この解説の修正を提案する
03
1.→ 適当です。液性限界は粘土分が多いほど大きくなります。
2.→ 適当です。粒度試験はふるい分析と沈降分析があります。
3.→ 適当です。均等係数が大きくなるほど、粒径範囲が広い粒子から構成されます。
4.→ 適当ではありません。 粒径加積曲線は土の粒度組成を表すために、ふるい分析と沈降分析による粒度試験の結果を図示したものです。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問85)へ
平成30年度(後期)問題一覧
次の問題(問87)へ